湘南Kanaさん5.0 と。行こーぜ!ゆるく楽しい賃貸経営の海原へ♫

2007年に初めて不動産投資を始めました。ペースは同時期始めた成功大家さんたちと比べると、ゆっくり、の~んびりペースですが、嫁さんと息子と楽しく前向きに取り組んでおります♪2020年11月法人設立!!2021年に念願の湘南ぐらしを実現!!ゆるく楽しく不動産賃貸経営を楽しみたいあなた。是非このブログを暇つぶしに読んで下さいませ♪

品川物件:契約更新3件ありました。超優良顧客のファミリー様は値下げしました。(泣)

久々の連投(笑)
品川物件で少しだけ契約面で更新があったので共有です。


テナントリテンション的な話と捉えて聞いていただけると幸いです。


昨日の夕刻、品川物件の管理会社(地場の優秀な管理会社様です。こういう優秀な方が味方に付くとあのダメ山さんでさえ、最近はちゃんとお金を入れてくれるようになります。)から電話がありました。


聞くに、この3月で3件の契約更新があったそうで、そのお知らせでした。
3件とも契約更新です。(ありがたし)


一点だけ、担当の方から相談がありました。


あのー、ファミリーの○○さん。更新はしたいが、少しだけ値下げしてもらえないでしょうか?と相談受けてます。いかがします??


と。

あ、いいですよ。長く住んで頂いてますし、周りの相場と比較して高いですものね。で?どのくらいの指値でしょうか?べらぼうだと受け入れらませんが。

そうですね。大体2〜3000円ってところで手を打ちませんか?


とは担当者。


僕は、その一番高い3000円の値引きに応じました。


回答に要した時間は30秒。


なぜ、即断したのか?
一応自分なりにロジックを持っていたからです。それは以下。


  • 上記のとおり、このファミリーさん、僕が物件を所有する前からの長ーい店子さんで、特に問題もなく超優良お客様でいらっしゃること。
  • 上記のとおり、家賃も周辺の同種(全く一緒ではないのですが)の物件と比較して高いやちんになっていること。
  • この分を差し引いても、これをカバーするだけの、1Rの値上げを考えている事。


つまり、家賃として高い分を値下げして、相場よりかなり安く設定してある1Rのチョイ上げすれば(それでも相場より安いですよ)総体的な家賃は元に戻せるってことと、


なにより優秀な店子さんはとにかく今後も長く住んで頂きたい。この方がお互いハッピーですからね。



という事なんです。


例えば、仮にこの値引きを突っぱねたとします。
おそらくは、この優秀な店子さんは、管理会社に相談して、「あの大家さんなら、2000〜3000円だったら受け入れてくれるはずだから、相談してみましょう」という(私の知らないところですけど)話になっていたんだと思います。


仮にそれがあっていたとしたら、とても気づかいのある方なんだと。(こういう場合は性善説で考えるとすごく物事が前向きにとらえられます。セキュリティは性悪説で考えるってこともご参考程度に(笑))


こういう方の相談を突っぱねて、気を害されて、結果退去となった場合、そのダメージたるや甚大です。高い家賃がその時点でボコッと穴が開きますし、広告費やリフォーム考えた場合の費用も馬鹿になりません。(リフォームは戦略的に考えるのであれば、別枠で考えるべきかもしれませんが)


不動産投資の成否は、

  • 仕入れ(いかに妥当な値段で仕入れるか)
  • いかにマーケするか
  • いかに店子さんにながーく住んで頂けるか


で決まるといっても過言じゃないと思います。
僕らが学生だった時代はあえて短期間で入退去を繰り返して、礼金をたくさんとるか?などというよくわからん手法がまかり通っていたようですが(羨ましいのですがw)、今はそんな時代じゃないし、この年になって、そんなみみっちぃ手法で稼ぎもないし。。。


やはり、不動産賃貸ビジネスをやる以上は、お客様である店子さんが、いかに気持ちよく、いかに長く住んでもらえるかが重要。(ですよね?)


その結果の「感謝の気持ち」としての家賃を胸を張って頂きたいですもの。
(うん。いいこと言ったな。俺。)


てことで、


この長く住んで頂いているファミリーの方からの値下げ交渉は30秒で彼らの求めている最大値下げを受け入れました。
プライズで5000円でもよかったのですが、そこはビジネスですからね。冷静に。


てことで、1Rで今度退去でたら、いかにいいお客様をちょいとだけ相場に近づけた家賃で募集しないとですね。


ということで、値下げ交渉されたときの「一つの考え方」としてご参考まで。
正解ではないと思いますが、間違ってはいないと思いますよ。


おやすみなさい。

都内JR主要駅徒歩7分土地値の物件。でも見送りのお話。

久々にチト悩んだ物件となりましたが、見送った物件ネタを。

大手私鉄系の不動産業者さんから「業者から紹介の物件です」とのことで紹介を受けました。


スペックは以下。

場所:都内JR駅から7分閑静な住宅街のアパート
売値:1億4000万弱
表面利回り:6.5%
土地:120坪越え
銀行評価:某地銀さん評価で1億5000万越え


どうでしょうか?
土地評価はばっちりで、諸費用の一部までねん出できるレベルです。
現金持っている人であれば、即買いした時点で、含み益、、、という代物かもしれません。


好きな人は好きなんじゃないでしょうか?


ただ、僕は見送りました。
現地に行って物件も素晴らしい(某メーカーのコスト無視の贅沢仕様のアパートでした)。
積算も素晴らしい。


結構悩みましたが、見送った理由は、単純に収益ベースで見た場合に「危ない」から。


積算価値も私の試算では、1億3000万円ですので、金融機関の担保価値
としては、通常の銀行(冷静な銀行さん)さんは約80%の掛目を見てくるので、1億400万円が担保価値といったところです。


あとは価格です。



   現在、売り主様の売値が1億4000万弱。※絶妙な値付けですねw。



ただ、利回りが現状の満室想定で、6.5%は、ちょっときついです。
また、家賃設定も周りの同類の物件の相場を見てきましたが、大体5%ほど下がっているとみました。


これで利回りを引き直すと、6.39%。
これが、売り主様ご提示の価格で見た場合の実効表面利回りになると思います。



当方引き直し家賃や諸経費をコミで考えた場合の希望購入価格は以下としました。


1. 年間の家賃収入(現行の95%):約860万円
2. 空室損:8%
3. 年間運営費:約16%(過去実測値より)
4. 諸経費削除後の年間の実質利益:約650万円(a)
5. 目指す期待利回り:6%(b)
とした場合、
6. 希望購入額:(a)÷(b) = 1億800万円 (表面利回り:約7.9%)
ちなみに、自己資金1500万突っ込んでこの計算です。CCRは17%強。CFは、約260万
FCRとローンコンスタントのギャップは1.4%。

です。


土地の力は申し分ないのですが、如何せん、上物のボリュームが少ない為収支面が追い付いてきません。
上記は、自己資金1500万を突っ込み、金利1.5%, 期間25年で見た場合で
なんとかCFを確保できる計算です。


なので、私の指値もあながち行きすぎたものではないと考えています。
業者さんではもっときつい指値が入ってくることを考えると、この価格でダメか?軽く出しいしていただけると嬉しい。


そんなトーンで希望を伝えました。
まー、このご時世で、都内でも結構一等地に近い場所ですから、この時点で売り主からしたら「アホか」と一蹴されると思いますが、
一応商売として冷静に物件を扱わなければならないので、このような希望となりました。


案の定、「その指値は無理ですよー(おめーは馬鹿か?くらいのトーンで)」とけられちゃいました。w


ちょっと無理して、買えなくもないのですが、、、
一億4000万越えで、いろいろ差し引いたキャッシュフローが100数十万なので、それは僕としては受け入れられない収支です。


地方でちゃんと探せば半額で同等のCFをたたき出す物件も多数あろうかと思います。


土地の実勢価格は、2億位行っている物件にも見えたので、アパートを取り壊して、更地販売だとすんげー儲かったりして。w
まー、個人ではこれもやれることに限界があるわけで。


また、僕モノづくりの世界に身を置いている性でしょうか?
まだ結構使える建物をぶっ壊してまで、金儲けしたくもないし。。。で。
使えるなら使ってあげるのが、物件への愛情ってものですしね。


まー、でもこれは正直悩みました。
所有欲が最近マックスまで来ていましたから。


「んー、1000万指値聞いたら買おうかなー」とか思いましたが、やはり冷静に考えると、金利情勢がひっくり返ったとたん、あっという間に逆レバ(ローンコンスタントが、FCRを上回る現象。端的に言うと、ローン組んだら、キャッシュフローが全額自己資金の場合より減ってしまうという逆転現象)になっちゃいますからね。。。


指値通らないんだったら、こんな金額で、積算出たとしても、やる意味がないのです。
だって、リスクだけしょい込んでしまうなら、自己資金1500万のFCR(売値ではじくと大体4.3%)の投資した方がよっぽど安全。
でもー、全額自己資金で、4.3%の投資だったら、紙の投資でもありそうですしね。


FCR6%の物件で年間90万のCFならば、ちょっとしたアパートの年間CFに匹敵しますものね。
自己資金回収に時間かかりますけど、リスクは基本的にないですから。


この辺の理屈は、猪俣さんの著書


誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 改訂版

誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 改訂版


の第4章のレバレッジ判定って章をグリグリ読み倒すと、ヨーク分かってきますよ。
あ、僕、猪俣さんの回し物じゃないですよ。(笑)
難しいですけど、この辺の理屈が腹に落ちると、「所有欲」だけで一見すごくいい物件を手に入れた錯覚に陥らなくなると思いますし、
現在保有中の物件のレバレッジ状況を確認する際にも使えます。


ローンコンスタントって、残債が減る、とだんだん上がってきますから、物件の金利固定期間終了まじかの契約見直し場面で一度改めてその年のFCRとローンコンスタントの比較を行ってみることをお勧めします。


その際に何をすべきかが合理的に判断できるはずです。


さて、次回は、ちょっと品川物件の契約更新で動きがあったのでこの辺のお話を。



ご参考程度に。

.

本物との会話は本当に楽しい。

最近週末がUPのタイミングとなってしまいすいません。
本業で上の方にいく関係で、以前から報告させて頂いている通り、上の連中からしごかれております。
同時に、現場でちょっとプチ炎上ネタもアリ(笑)、てことでこういう更新スパンとなっておる次第です。


今日品川物件の収支報告書が入ってきましたが、満額入金ということで一安心。
ダメ山さんも今回はちゃんと入金してくれていた模様。
いいですね。「満額入金」。「満室」は入金保証してませんからね。


いろんな関係部署の方と触れ合う機会が増えてきました。
その一環で、週末、仕事で上司に連れられ、とあるお偉方との会合(座談会みたいなやつ)に参加してきました。


聞くにその方々は、会社の本部長クラスだった人で、引退が近いが、いまだ影響力がある方と、執行役員クラスの方。
#コラ。我が上司、そんなところに僕みたいな現場にけが生えた程度の人間をつれえていくんじゃない。


カチコチになって、その会合の場に行きました。あまりの緊張で、名刺を忘れる始末。情けない。


ですが、会場に現れた二方。
とても気さくな方々で、僕の緊張もすーっとなくなってしまいました。
※後になって思ったのですが、こういうレベルの人というのは、「場の空気づくり」が天才的に優れていると思います。
 そういう場を作って、相手から本音を聞き出すということができるんだと。


ケラケラと笑いながら、何気なく出てきた資料は、とんでもない「超・重要経営情報」。

おわー、なんじゃこの資料。マル秘ネタバリバリやんけー。


と、思いつつ、取り乱すとかっこ悪いので、「フムフム」と平静を給うととしている自分が余計かっこ悪い。。。


今後5、10年にわたる経営戦略や、直近の売り上げ情報など、通常なら僕なんてこんな情報に触れられるはずもなく。
なんでこんな情報、僕なんかに見せるのか、、、不安になるくらい。


約2時間にわたり、彼らから近況をいろいろお話受けて、お腹いっぱい。
そんなとき、

ところで、kanaloaさんは、今まで何をご担当されていたので?


と。


「へ?あ、あー、僕は○○という装置の開発リーダーと、現在企画検討中の××という装置のプロマネを担当しておりまして、、(カチコチでなんか自分でも話している内容が変だった記憶があります)」

そうですか。その装置の開発コンセプトとかはどのように考えているんですか?


「へ?お、えー、あ、かくかくしかじかな状況があって、今後このビジネスドメインはあれこれ、こうなっていくことが予想されると思ってまして、だからこの装置のコンセプトをこうすべきと考えているんです。。。(前の晩に考えておいてえがったー)」


その話をニコニコ聞いてくれたお二方、僕の考えについては、決して否定することなく、

そういう考えも方もありますね、それと、こういった視点で考えてみたらもっと面白くなるんではないでしょうか?


などアドバイスして頂いて、「おー、その視点はなかったわ。」と膝を叩いてしまいました。


やはり、お二人は本物。なんか、根本的に持っている視点、、というか、世界観が僕と根本的に違うというか、、、。
いや、勉強になりました。


2時間ほどこういったやり取りが続いて、


それじゃ、飯でも食いに行きましょう。と。


近所の庶民的な中華料理屋さんでしたが、個室に通され、そこで改めて座談会の続き(お酒つきで)。


ここからの話がとにかくすごかった。
内容はかなり濃い話で、いわゆる世の中に出ている話が、実態はこうだったんだという話とか、、、
ちょっとここで書けない(というか、他人には絶対お話してはならない)話題がてんこ盛り。


いやはや、世の中、「表と裏がある」とはこのことですね。


いい学びになりました。
個人的にすごく面白い座談会であり、本音で「次回も是非私を呼んでください」と嘆願し、その会を終えました。


本物の見ている世界は、本当にすごいです。
そして会話が本当に楽しい。


いつも会社の飲み会は、気づけば愚痴のオンパレードで、なんでお金払ってまで他人の愚痴を聞く必要があるのか?疑問でしたが、今回のお話はとても前向きで、熱く、常に未来志向で、たまに出てくる愚痴も、スケールが全然違う(大企業のかじ取りに直接関係のある話なので、愚痴のレベルが違う(笑))ので本当にワクワクさせられる内容でした。


やはり付き合うべきは、本物志向の人々かな。


あ、自分はどうなんだろうな。
考えさせられたひと時でした。


さて、その世界へたどり着けるかどうか。
不動産賃貸ビジネスもさることながら、僕の現本業もますます面白い状況になってきました。


胃が痛い日々が続くのは一緒ですけどね。えへへ。人生そんなもんですかね。ついでに楽しんでしましょ。


ということで、全然不動産賃貸ビジネスとは関係ない話題となってしまいましたが、
たまにはということで。


明日からも、全開でまいりましょう!!!

不動産賃貸ビジネスに関わらず、ビジネス全体に役立ちそうな書籍を徒然に上げてみます。【ご参考】

こんにちは。珍しく連投です。(笑)


妻は風邪でダウン。息子はドラえもんDVDに熱狂中ということで、放置プレイされています。(泣)
外は嵐ということで、不動産賃貸ビジネスネタを書こうと思ったけれども、そんなにネタの引き出しがない僕。


ふと目を自分の書籍だなに目をやると、いろんな本を読んでるもんだ、と。
なので、若し役立つものならと思い、これらの中から、不動産賃貸ビジネスに関わらず、ビジネス全体に役立ちそうな書籍(で、一部まだ読み終えていない本も含め)をピックアップしてみます。


ちなみに、不動産投資関連の本は、以前紹介した、

kanaloa.hatenablog.com
とか、


kanaloa.hatenablog.com
あたりで十分な気がしてます。他にももちろん良書はたくさんあるのですが、結局はこの辺に集約されるからです。これらの本を反芻して、腹に落ちてから枝葉を伸ばしていっても十分間に合うし、先行する(していると思っている)人たちを追い抜くことだって可能だと思います。


で、ビジネスに一般的に使えそうな書籍でしたね。

一応、以下がその対象。
f:id:jpnumachan5555:20160214110420j:plain

と、

f:id:jpnumachan5555:20160214110357j:plain

21世紀の資本:トマ・ピケティ

21世紀の資本

21世紀の資本

ピケティ本は、まだ先に進んでませんが、僕が勝手に好きな先輩投資家のミカオさんの

  • ピケティ「21世紀の資本」のrは不動産の利回り?

https://www.kenbiya.com/column/mikao/56/

  • 結局、「不動産投資は儲かる」とピケティは言っているのか?

https://www.kenbiya.com/column/mikao/57/


に話は集約されると思っています。が、やっぱりちゃんと全部読破せねばと思ってます。自分なりの解釈や得られるものもあろうかと思いますので。

高橋宜行の発想ノート:高橋宜行

高橋宣行の発想ノート

高橋宣行の発想ノート


僕が、新築のプランニングやら、本業でも生かしているのが、元、博報堂のプランナー?の高橋さんのこの本です。
マーケティングフローなど、具体的なマーケの指南はもちろん、他との違いを出すためにどういったアプローチをしていくのか?戦略をどうとらて考えていくのか?様々な視点から気づきを与えてくれ、しかも、シンプルにまとまっており読みやすい本だと思います。
彼の書籍もいくつか読みましたが、この本がベストオブベストと思います。


気づけば、ドッグイヤーと赤ペンがあちこちに。
コレからは、優劣を決める時代ではなく、「人との違いを作る時代」という考え方も感銘を受けました。


不動産賃貸ビジネスでもそうですし、他ビジネスでもそうなのですが、これからは他との競争ではなく、「独自の世界観」を如何に想像(創造)して、その世界へのファンを創りだしていくのかが成功のカギであると考えています。


実は、この考えかたを本業のビジネスプランにも取り込んだ所、「その発想はアリだな」と上司に褒められた経験があります。
実際に、パートナーにその話をもっていったところ、「是非力を合わせて進めて行きましょう。これはエンドのお客様の利益にもつながりますから。」という言葉ももらえました。
IT領域でもカチコチに固まったガラパゴス的なドメインに属する僕の仕事ですが、こういった世界でもこの考え方が通用するいい事例になりました。


今自分のビジネスを模索しているあなたにきっと良い気づきを与えてくれる本であることを僕が保証しますよ(笑)。

ファイブウェイポジショニング戦略:フレッド・クロフォード/ライアン・マシューズ(星野リゾート社長 星野佳路 監修


競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

すいません、これまた読んでいる途中の本です。
20%程度ですが結構役立つ内容がてんこ盛りなので是非ご紹介しておこうかと。
洋書が故の日本語のとっつきにくさもありますが、星野さんがおすすめしているだけあってビジネス戦略上での必要な考え方が要約されている良書の一つと考えます。


ちなみに、(脱線しますが)星野リゾートの星野さんは、もともと老舗の星野旅館の後継ぎとして現在に至りますが、その過程は順風ではなく、一度会社を離れてみたりといろいろ苦労をされて現在の星野リゾートの確固たる地位を築いていらっしゃいます。


そのプロセスの中で彼が続けていたのが「教科書通りにやる」という事らしいです。

星野リゾートの教科書

星野リゾートの教科書

で、彼が星野リゾートでの紆余曲折や、あらゆる場面で、従業員を巻き込んで会社の売り上げを向上させる取り組みや、お客様の満足度向上を取り組んでらっしゃいますが、この際に徹底して参考にしたのが上記の本の中で使われている様々な経営戦略本なんだそうです。


彼曰く、「教科書をマニュアル通りにやってもうまくいかないものだ、という人は、その教科書をちゃんと理解していないからか、実際には忠実に取り組んでいないかのどちらかである。教科書は先人が取り組んでその結果汎用化されたロジックなのだから本質的にはこの通りにやっていけば大きな失敗はないはずである」との事です。


※実績残している人の言葉には力がありますね。併せて上記の書籍も読んでみる事をお勧めします。

会社と社長個人のバランスシートで合算する連結バランスシート経営で会社を強くする

:海生祐明

会社と社長個人のバランスシートを合算する連結バランスシート経営で会社を強くする

会社と社長個人のバランスシートを合算する連結バランスシート経営で会社を強くする

これ、一冊9800円する高額書籍です。日本経営合理化協会出版局が出している、、、ときけば「あぁ、」と捉えてくれる方も多いかな。


海生祐明さんという方のプロフィールを拝見していると、敏腕・移植の会計士の方のようです。彼曰く、中小企業の社長は、とかく損益計算書(目先の損得)に目が行きがちだが、大事なのは「バランスシートである」とおっしゃってます。


たしか、以前読んだ別の書籍で、ウォール街で第一線戦っていた大竹さんって方の書籍の中でも企業の本質的な価値を図るのは、損益計算書ではなく、バランスシートにあるという話がありました。


その理解を進めるための本だということです。実はこれは全然読んでません。はじめにだけを読んで、一旦読むのをやめています。(一部、つまみ読みをしていますが、不動産に関する話や株式の持ち方についてのアイディアとか、かなり「実践的」な内容となっているのは理解しているので、楽しみです。)
現在法人化の作業をやっていますが、これが具現化して、同時進行でグリグリ読んでいこうと思います。


ビジネスオーナー、、、とかく中小企業のオーナーさんはこの本を読んでおいて損はないと考えていますが、いかがでしょうか?


そして、最後。

シュガーマンのマーケティング成功事例大全:ジョセフ・シュガーマン

シュガーマンのマーケティング成功事例大全 1

シュガーマンのマーケティング成功事例大全 1


これは、、、もしかしたら人によっては要らんかもしれません。
どちらかというと、ネットビジネス、、というか、DRM(ダイレクトマーケティング)の話に特化したノウハウ本だからです。


シュガーマンが活躍した時代は現代のネット時代ではないのですが、それでもDRMの基本のキに当たる大事な内容(ゆえに僕は汎用的な本だと位置づけています)が載っているのでお勧めしたい次第です。


僕個人としては、ネットビジネス自体が(誤解を恐れず申し上げるならば)「地に足がついていないビジネスかなぁ。」と懐疑的なのですが、でも、本質的にはネットワークを駆使してこれを売り上げ向上の手段とすること自体はいたって合理的だと考えています。


おそらく、僕が懐疑的になっているのは、昨今のネットビジネスの「とにかく、情弱者から巻き上げられるだけ巻き上げたい」という”暗黙の理念”を感じ取っているからなかと。


そうではなく、
本質的に良いものを、ちゃんと理解して(セールスをする側が)、それをちゃんと伝えて(買い手側に)、そのうえでモノ・サービスをバンバン売ること自体は決して悪いことではないと考えます。

「あと2時間で値上げです!!」
「あなただけに、限定で販売します!!」
「過去にウン万円で販売していたあの商品が無料で(その裏で別の高額オファー仕掛けるのが見え見えな)」
「ウン万円相当の商材を無料で!!!」


こういったものを見ると、どうしてもねぇ。。。ひいちゃうんです。


なので、この本は、DRMの基本を勉強するために活用して、でも、ビジネスの本質を忘れずに実践したい方にお勧めしたいなって。


京セラ創業者の稲盛さんが仰ってましたが、ビジネスでは、技術だけはだめで、その人間のビジネスへの考え方が正しい(ここでは正しいを正の値としましょうか)場合にのみ成功するんだよ。と。


即ち、

   技術力・知識力・販売力 x ビジネスオーナーの哲学(考え方)


という方程式。
何がわかるかというと、いくら知識があっても、技術があっても、販売チャネルを持っていても、やる側の考え方がダメ(この値を0もしくは、マイナスとしましょうか)であえば、結果は絶対ついてこない。と。


この辺が分かる方は、ビジネスで成功するよ。とおっしゃっていましたっけ。


正しいですよね。


ということで、今日はビジネス書籍のご紹介でした。
あなたの、輝けるビジネスの成功の何かお役に立てられれば光栄です。


※さて、午後は息子を連れて、買い物です。


良い日曜午後をお過ごしくださいませ。

民泊の現実と、その先のビジネスを考える。

こんばんは。
今日は、都内であった、いわゆるインバウンドビジネスに関するセミナー(ごくごく、少人数で開催されているものですが)に参加してきました。


実は僕が考えている新スキームビジネスってのは、インバウンドビジネスに関する、不動産ビジネスサイドからのアプローチなんですが、いわゆる「民泊」とは一線を画すものです。
別に隠す必要もないのですが、まだ何も具現化していないのに、偉そうに語るのもアレなのであえて「新スキームビジネス」と銘打って、さも時代の先端を行くような雰囲気を醸し出しているだけです(笑)。


やっている人はやってます。
但し、このビジネスは、融資が付きにくい(前例があまりない為)という課題があり、ここを突破できることが、同ビジネス成功への条件となります。(あたりまえですけど。)
現在は現金買いできる人がこのビジネスへ参入していますので、彼らが実績を残し始める今年の夏ごろ以降が、融資派の我々がこのビジネスへ参入できる時期となりそうです。



話を、「民泊のセミナー」にもどしましょうか。



実はこのセミナーの主宰者というのが、新スキームビジネスのパートナーとなって頂ける方々なのです。
元々彼らはここまで民泊がメジャーになる以前から、民泊をやっていた方々で、その旨みも、リスクも「実体験」ベースで理解しています。


あなたもご存じのとおり、
今年から一部の自治体で民泊が特区として認められるという事になっています。
細かい条件はここでは説明を省きますが、要は行政が一定の条件を元に民泊を認めようという動きであるという事は理解できると思います。



これに準ずる形で、大手の不動産業者が早速戸建てをまとめ買いして、このビジネスに着手してきているという話です。(彼らは大手が故にこれまで、民泊に参入しづらい立場にありましたが、お上が一定の条件をベースに「大手を振ってビジネスをしてもよい」というお墨付きを与えたとたん、一気呵成にこの市場に乗り込んできているのです。当たり前といえば当たり前の話です。)



巷では、「民泊」の本、、、というは、マニュアルに属する本が月一のペースでリリースされているようです。
即ちこれは、「民泊」への参入障壁がなくなったことを意味します。いよいよ群雄割拠の時代到来というわけです。
言い換えれば、「淘汰の時代の始まり」とも。


セミナーでは、昨今の民泊の実態について主に触れられており、一言でいえば、民泊は今後かなりの高い確率で「あまり儲からなくなるし、あらゆる民泊が故のトラブルに巻き込まれる可能性が高まってくる。」そうです。



余り具体的な話ができないのでアレですが、
詐欺まがいの事件もあちらこちらから出てきているそうです。



参入障壁がなくなった=>誰でも参加できる権利がある=>不勉強な人が参加してくる=>悪徳業者が手ぐすねを引いて待っている=>そこにカモがねぎをしょって入ってくる。



どこかで聞いた構図ですね。



近隣トラブル、特にたばこの問題で、近所の自治体に締め上げられ、心を病んで民泊から撤退する人、民泊の商材に多額のお金を振り込んだら、その後ぱったりと連絡が取れなくなり、泣く泣く大金をどぶに捨てる羽目になる人。意気揚々と民泊に乗り込んでみたものの、超好立地の物件なのに(ていうか、僕なら普通に貸すけどw)突き当りの稼働日数がたったの2日とか。。。



現時点の東京全体の民泊の稼働率は40%弱。
(もちろん、ピンキリです。ちゃんとまわせている人は90%だってざらにあります。あくまで全体でならすとこういうことになるということです。数字でおさえて、実態をしっておくこと。これ、とっても大事なんです。ここから始めるのです。何事も。)



数年前にエアビーで民泊に入った方々は十分においしい果実を得ていますが。これからこの事業に参入する人は十分に気を付けてほしいとのこと。
気を付けて、ちゃんとマーケして、ちゃんとホストとしての仕事をやれれば、十分に儲かる可能性だってあるということもおっしゃっていました。



しつこいですが、何でもかんでも業者に任せて自分で調べようともしない人は、身ぐるみはがされちゃいますよ。


セミナー講師がしつこく言ってました。「民泊専門業者はよくよく選んでくださいね。」と。まともな業者は1割いるかどうか、だそうです。
誰も投資家の貴方の未来なんて興味ないそうです。このグレーゾーンのビジネスドメインで、いつブラックな状況になるかわからないので、できるだけ今のうちに取れるところからお金を巻き上げよう。そういう輩の巣窟になっているそうです。


実態を聞くに、僕が思っていた、民泊の実態をはるかに超えた状況であることが分かり、とても有意義な時間となりました。


なんか、テンションが下がりまくる内容となってしまいましたが、もう一度言います「今頃になって、”これからは民泊です!!!”と行ってくる業者は、とりあえず白い目で疑ってみてください。」


一般レジの世界よりも魑魅魍魎。
それぐらいに捉えて活動してくださいね。


僕も一時期、品川の物件をエアビー運用を考えた時期がありますが、おそらくちょっと難しいかなと。
近隣住民とのトラブルが目に見えているし、これまで作り上げていった、隣のおばちゃんとの関係が崩れるし、こういう市況でそこまでして、売り上げ上げたいかと言われると「別に普通に回ってるし。」ということで今はやる気ゼロです。



てことで、新スキームビジネスに首ったけなのです。


今日も業者の方と現況についてセミナー後に意識合わせしましたが、やはり融資組の投資家はまだ参入できていないそうです。すでに企画されている物件はすべて現金買いのセレブ層なんだそうです。


悔しいですが、先ほども言いました通り、
金融機関からすれば、新しいスキームで、リスクがあるビジネスなので、なかなか「是非是非」というスタンスで手をあげられないと思います。
僕が融資担当であったならば同じこと考えますもの。(「本当に儲かるのかよ」って)


  • 合法である(胸を張ったビジネスである)
  • 現在の世の中のながれにベストマッチしたスキームである
  • 関わる全ての人が笑顔になれる。


そして、物件としての個性もこれからより問われてくると思っています。このビジネスだって障壁が下がればレッドオーシャンなビジネスになるわけです。


より、消費者に寄り添った物件づくり・物件を通じてそのビジネスオーナーが表現したい世界観づくりが重要になってきます。
セミナー講師はお二方でしたが、彼らもそのことは見据えており、民泊の2歩先を見据えたビジネススキームを想定しているようでした。


僕より若い二人なんですが、毎日遅くまで仕事しているけど、たいそう楽しそうに仕事の話をしているのが印象的でした。
上記のようにこのビジネスが社会に与える影響はプラスなことが多いと思います。
そして何より、数少ない日本の今後の「伸びる産業」ですから。


経営者として、「明日を描いて、従業員に未来を見せてあげられること」、これは何より重要だと思います。


このビジネスはそれができる。
ですが、このビジネスは個人が簡単にできるものではないし、個人で仮にやれたとしてもとてもスケール感が小さいものになってしまう。
これを投資家たちのアライアンスで大手に対抗していけるとしたら、、、


これはとてもエキサイティングなことだと彼らは言っていましたし、僕も同じ思いでした。


ネットの時代は、小さい小さい「個」が、大きな大きな「メガ企業」と肩をなれべてビジネスができる時代ともいえます。(ユーチューバ―なんて、その最たる例です)


大家さんだって、この時代の波に乗ってみたっていい。し、そうすべきだと考えます。


ネットの向こうには、無限の世界が広がっているんですものね。


あー、融資をなんとかできればなぁ。。。今後は、政策金融公庫への提案と、ちょっとメインバンク以外にも、このビジネスの提案をしてみようかと思います。
1枚提案書に、詳細なプレゼン資料。裏付け資料に、これまでの不動産投資の実績とか、あとはビジネスに対する想いやらをつづっています。


今、本業では、現場を切り盛りしつつ、ビジネスマネジメントの立場になる為の訓練をビジネス顧問の人間から叩き込まれていますが、通常ならめげそうですが、こういうところに生かせるので、最近では「無料でビジネス勉強ができる、しかも、ガチな環境で。こんなにありがたいことはないな。」と真面目に考えるようになっています。


不動産賃貸ビジネスやっててエガッタ。


物件がなかなか面白ものが出てきませんが、たまにはこういった視点で新しいスキームを考えてみるのも一考かと思います。


あ、あと、同じ枠組み、、、でもう一つ考えていることがありますが、、、もう少し話がまとまったら共有させてください。今よりももっともっと、「妄想」ですが。(笑)


おやすみなさい。

何の因果か、僕が昨年検討してきた土地が業者に買われて、僕に提案してきました。(笑)

不動産の神様ってのは、時に粋ないたずらをしたがるもんです。


昨日、徒然にメールを見ていました。
楽待、健美家からの物件メールを流し読みしながらぼーっとしていたら、
「提案」のメールを発見。


内容を見ていたら、「あれ?」と思う内容。

このエリア、昨年僕が新築土地用に探していたエリアだなぁ。
ん、まてよ。
あら?駅からの距離が同じだ。
お?建蔽率・容積率も同じ。

んんん?土地のサイズも同じ。。。
もしかして、、、


そうなんです。提案された物件の土地の条件が昨年僕が目をつけて、最終的に大人の事情で見送らざるを得なくなった土地とそっくりなんです。
ただ、詳細情報が分かんなかったので、情報を入手するもくてきで詳細情報を取り寄せてみることに。


ちなみに、その物件は神奈川某所のJRターミナル駅から10数分の場所。


僕はそのエリアの特性と、たまたまそのエリアで長らく遊んでいた経験から、「どんな人(層)に、どういった物件をリリースすると受けるのか?」を容易に具体的にイメージできていたので、これを具現化できる工務店さんを探し、この土地を見つけたのですが、残念ながら、接道がほんの少し足りないために、期待するボリュームの物件を創れないことが分かりました。


諦められずに行政に掛け合ってみたのですが、うまくいかず、結果的にあきらめた節があります。
それ以来、新築はあまり真面目に考えていません。というより、その後例の新スキームビジネスに頭が切り替わってしまったという方が正しいのかもしれませんね。


で、その情報が早速業者さんから、届きました。
同やら新築でシェアハウス提案である模様。


で、肝心の土地ですが、、、



ドンピシャで、僕が検討していた土地でした。(笑)



シェアハウスであることは、よくて、しかも発想としては、コンセプトを提示している点では悪くないのですが、
如何せん、部屋の狭さが酷い。


10平米ないのです。いわゆる「寄宿舎」の様相。


部屋は、20部屋弱。


やはりそういうからくりですな。と。


僕がこの土地で考えていたのは、コンセプト(の上っ面部分)は、同じなんですが、ターゲットの層が全くちがって、


  • 十分に部屋が広いこと
  • 都内に勤める、ヤングエグゼクティブ
  • コンセプトを彼らの「スタイル」として取り込んでいる人たちであること(決してジャンキーではないということ)
  • が、ゆえに、賃料設定を高くできて、街全体の雰囲気もガラリと(良い方向に)変えていくことが可能

こんな感じです。(工務店の方と、粗いパースまで作ったりしたんです。具現化してたら、間違いなくその地域で「絶対にない」物件になっていたと自負してます。同時に、利回りも実質ベースで9%強はねらえていたんです。。。)



で、この業者さんが提案してきたのは、上記の「真逆」のネタした。


あー、一番やっちゃいかん奴だ。。。


まー、一応コンセプトシェアなので、それなりにコミュニティを意識したつくりにはなっているようですが、、、


それにしても、あの部屋の狭さで、想定賃料が65000円って、、、


気になって、周辺の似たような物件(シェアハウス)を探してみたのですが、同じような部屋のタイプで、だいたいは、4万とか良くても5万とか。。。
実際の物件を見ていないのでグレード感が違うかもしれませんが、、、物件の図面を見た感じではあまり期待できない感じ。。。


なにより、「周りの街に溶け込みづらい」作りになっています。


狭小のコンセプトシェアに、集まる層。。。
あまり、属性は良さそうな気がしません。


あのエリアは、地元民が、誇りをもって愛している地域なんです。
そこにああいった物件はどんなもんかなと。。。
正直不安でございます。。。


何より、この物件を購入される予定の方が心配(すでに引き合いがあるそうです。この利回りで。。。だって、シェアハウスってたら、管理費は最低でも8%とかしないと、まともな管理できんでしょうに。)


貰った図面と、想定家賃から、僕は売り値の2000万位安い設定で軽く打診しましたが、案の定一蹴されました(笑)。
想定内でしたし。


あの土地をそのまま購入したら、必然的にあいう言う風になるのは容易に想像つきました。
あの土地は、手を加えないと、利益は高い確率で生みづらいものになります。


プロなんだからそれくらいわかるでしょうに。。。
あ、わかっててやってるのか。(笑)


でも、まぁ、基本的な考え方は嫌いではないので、彼らのスキームに僕のアイディアを乗せたら面白くならんもんかと思い、とりあえずその業者さんに今度会ってみようかなとも考えています。


ま、とりあえず、この物件は買いませんけど。


しかし、不動産の神様はいたずら好きですね♪


でも、怖いのはこの物件に、融資着いちゃってのが、、(しかも、某地銀でオーバーローンの可能性もあるんだそうですよ。)
くわばら、くわばらでございます。


おやすみなさい。

マイナス金利。。。んー、読めないですね。世の中ってのは。

こんにちは。
えらく更新が空いてしまってすいません。


ここ最近、本業が熱く、そっちのビジネスをいろいろ考えている間に夜が明けるッて感じで(ただ、単に疲れて寝てしまっているだけですが)気づいたら週末という状況なんです。


僕を買ってくれている(のか、単に、消去法で辿り着いたのが僕なのか(笑))上司が、いろんなビジネスパートナー先に僕を紹介してもらって、「あー、いよいよ、現場を離れるのかー。」と同時に、個人的にはこっちサイドのほうが得意な気もするので、同じ苦労するならビジネスやる方で苦労しようかなって覚悟を決めたところです。
そんなこんなで、今日も休日出勤の休憩時間に書いてます。


例のダメ山さん対応は、先日管理会社の担当さんに伺ったところ、月末の支払いが難しいから月を超えた10日に支払いが来たそうです。なのでとりあえず一安心です。ダメ山マークは、この担当さんがきっちりやってくれているようなので、本当に助かりますね。
でも、大変そうだから、『もし、ダメ山さんが、10日しか払えないんだったら、そのように支払いスキーム変えてもらってもいいですけど。』と提案したところ、担当さん「いや、こういうのは、簡単に大家側が譲っちゃダメです。最初に決めたことを守る。これは大事ですよ。』と優しく怒られました。


仰るとおり。
素直に、聞き入れ、今後もお願いしますということで。


となると、しばらくやることは無くなりそうです。基本的には僕は物件運営に関しては、「餅は餅屋に」としています。こういう優秀なプロがいてくれれば基本的になにもしないで、次の物件への取り組みなど、経営(戦略・方針・企画)を考えることをしたいのです。


現在昨年の確定申告がほぼ終わったので(嫁さんが)、次なる法人化作業と、次の物件探しを並行で進めているところです。
例の新スキームビジネスも含めて。どっちが来てもいいように、体制を整えています。


年初に、「今年は、大きな節目になる」的な記事を書いた気がします。
これに関しては、基本的には変えていないつもりです。
ですが、先日、日銀がついに「マイナス金利」を提示しましたね。。。


んー。。。

   わかんない。


わかんないですね。これが今後の不動産投資の融資にどのように影響するのか。
分かりますか??


単純に考えると、


  • 銀行に対し、日銀は「金預けると、手数料取るぞ」っていってる。
  • 銀行は、保有コストが上がるから(例えば国債を購入していたら)、国債を買わなくなる??
  • 結果的に、国債を買うはずのお金が、企業への融資へと回る(はず)

という構図なんだそうですが、実は、過去にヨーロッパで(確かスイスとかドイツとか)マイナス金利をやっているそうですが、実際は国債は相変わらず買われているそうで。


個人ならば上記ロジックはとおりますが、機関投資家などは、半端ないお金を顧客から預かっていますから、いわゆるタンス預金で現金保有もできないし、他の金融資産に組み替えるといってもそれなりのコストがかかるはずです。


だから、マイナス金利でも相変わらず国債を買うんだとか。


難しいですね。経済活動って、要は「人の活動」ですから、簡単なロジック(方程式でさくっとわかる話)ではないということなんでしょう。
※うちの業界のとあるいぶし銀設計者が「何事も、全てはロジックなんだ」と言っています。
ものづくりの立場からは正しいのですが間違いじゃないんですが、経済活動として考えた場合はそうは行かなないのです。AさんとBさんの生き方が違えば彼らの考えることが全然違います。これが、100万、1000万、億、、、という人間が絡んで、これら人間が操るシステム(これはロジカルに動作するものですが)がものすごいスピードで動いたら、、、


ロジックってなんなのよ。


ということになりますモノね。
そりゃ、LTCMが破綻するわけです。ドリームチームが作ったシステムですら、破綻するのです。


ただ、一方で、こういうシステムを冷ややかにみて、冷静に市場を見ていたのがかのバフェットおじさんらを含むおじさま方。


"
「わからんものには、わしは、投資はせんよ。」
"


このシンプルな論法であそこまで巨大な投資会社を作り上げた人。



わからんもの。。。
これを今回の市況に照らし合わせるなら、まさにこの1、2年の状況なんじゃないでしょうか。
わかんないですよね。
マイナス金利になったから、ますますわからない。。。


不動産投資の融資に照らし合わせるとしたら、、、


  • ますます、金融機関は(立場上)企業への融資先を探さねばならない??
  • でも、よくわからない怪しい企業には貸し出ししたくない。大きい企業からの資金調達要求は少ない(優良企業は自分で株発行して資金調達できちゃうし)
  • んー、どうしよっか。(コストかさんでも国債かおうかな。どうしようかな。。)
  • やっぱり、、、担保とれる不動産に投資したいな。

という(本当にこういうロジックが働くかわからんのですが)理屈で、ますます、不動産投資への融資の扉は開かれるのか。。。


一方で、金融庁のHPを見ていたりすると、金融検査の対象として某海外資本の銀行への情報を仕入れようとしていたり、、、とある銀行の融資が絞られるかもしれない、、、などと情報が錯綜しています。


わかんないですね。


ただ、一つだけ間違いないのは、現状の不動産価格は(特に首都圏は)不当に価格がつり上がっているということ。
表面(実力ではなく、業者さんが提示する「表面」なので、値自体に意味がないのですが)利回りが6%、7%台の新築物件。
立地・間取りを見たら、5年もすると、競争力がガタ落ちの物件があふれています。
#都心でもないのに、そんな危ない利回りで意気揚々と購入して、、、利回り的に価格下落を吸収できるだけの懐のふかさないでしょうに。


ほんと、よくよく考えて、この局面を見ていきましょう。
私も同じ考え方で、今は、「すっごくネガティブ思考で」市場を見ています。


今はそのくらい引け腰でもいいと思いますよ。


「ウッシャ!これからはイケイケやでー」


となる市況になったときに、全開で攻めればいいだけです。


てことで、このマイナス金利市況。
冷静に見てまいりましょう。


では、仕事に戻ります。
良い週末を♪