湘南Kanaさん5.0 と。行こーぜ!ゆるく楽しい賃貸経営の海原へ♫

2007年に初めて不動産投資を始めました。ペースは同時期始めた成功大家さんたちと比べると、ゆっくり、の~んびりペースですが、嫁さんと息子と楽しく前向きに取り組んでおります♪2020年11月法人設立!!2021年に念願の湘南ぐらしを実現!!ゆるく楽しく不動産賃貸経営を楽しみたいあなた。是非このブログを暇つぶしに読んで下さいませ♪

イギリスEU離脱。不動産投資。さて、融資はどうなる。そんなん、分かりません(笑)

大変ご無沙汰しております。
更新できず、申し訳ないです。


春になり、ちょっとだけ偉くなってしまい、ボスから日々スパーリングを受けているので心身ともにやられております。(笑)
一つのプロジェクトを束ねる立場となり、いやはや、管理職とはこうも大変なのかと思いつつも、この辛さは自分をさらに高みに連れて行ってくれるきっかけと思い奮闘しているところです。


こんな状況で、ブログをUPできずに、また、更新のきっかけがなかったのですが、さすがに今日のイベントは不動産投資家、不動産賃貸ビジネス経営者の我々にとっては、無視できないイベントであろうと思い、仕事もそっちのけで家に帰ってきたところです。


「EU残留」「離脱」は拮抗しており、まさに、『丁半ばくち』の様相。
賢明なトレーダーはこの相場は冷静に見ておく、そんな市場なのかな。。


僕は、「残留に全部!(巨泉のクイズダービー風)」としたのですが、結果は、大外れ。
FXでレババリバリでやっていたら、今頃僕は追証とられて即退場でしたでしょう。(笑)
こわー。ですね♪


イギリスのEU離脱の国民判断。
まぁ、あちら様の御国事情はともかく、このインパクトが世界経済に与える影響たるやすさまじく、日経平均が1300円近くまで下落した記事を読んだ時には(ちょうど、偉いさんに怒られている最中にスマホにヤフーからトピックスが飛んできた時には、怒られている事実を忘れてしまいました。(笑))、さすがに一大事が起きているんじゃないかと。


案の定、ネットもテレビも帰ってきたらその話題で持ち切り。


麻生さんも見解だすなど、とにかく遠い国の出来事のとばっちりを抑えようといろいろ頑張っているようです。


メディアでは、EU離脱は日本企業にとってかなりの痛手となるという話だそうです。
国内に市場を抱える僕の会社などは、あまり実感のわかない話なんですが、、、イギリスを拠点にしている企業の方からしたら死活問題なんだそうですよ。


さて、


不動産投資家、不動産賃貸ビジネスの経営者である我々にとって、とにかく気になるは、この先の金融機関の「融資」の方向性といったところでしょうか。
僕も正直そこしか興味ないのです。汗


僕が期待したいのは、このイベントで、行きすぎた不動産市場にブレーキをかけてくれないかという事。
例の僕が一縷の望みを抱いていた、簡易宿所ネタも、どうやら現状は融資が付きづらく、放置プレイ。(現金でやる意味はないので)


土地から、新築を計画してみようにも、初めて取り組むため、どう算出しても、都内では、うまくいって7%後半。8%台なんてまず無理であることを悟りました。(でも、うまくやる人はやっているようですね。すばらしなぁ。)


こういうご時世では、ある程度パッケージ化された新築ものを妥当なラインで(たとえば横浜エリアであれば8%台で買うとか)買い増ししていくのが妥当なのかもしれませんね。


川崎エリアで11%、都内で10%弱で中古が買えた10年前が夢のよう。


そんな状況でのこのEU離脱ショック。
これで金融機関が目覚めて(だれでもかれでも、融資するのは大変なリスクであること)融資を絞ってくることを期待してます。
これが現実化すれば、当たり前ですが、物件価格は下がるわけで。


金利は高いし、自己資金は多めに入れないといけないし。
そういうマイナス面は出てきますが、これは僕ら、今の市況を静観して力を蓄えている人間にとっては逆に「好機」なわけで。


だって、自己資金多めに入れば、おのずとリスクは低下し、金利は自己努力でしっかり経営すれば、下げることができます。即ち「ちゃんと経営できる人が正しいプロセスで市場に入ることができる」という事だと考えるわけです。
※別に最初は多少金利が高くても、物件価格が安ければギャップは取れるわけですもんね。
何より、安くて、いい物件が手に入りやすい。(これをAとします)


物件価格が高く(利回りが低く)、立地条件もイマイチだし、で、破たんリスクが高い状況で、ほぼ最低レベルの金利で資金調達をして、まさに「一寸先は闇」的な投資をしているわけですから、ちょっとでも金融市場が厳しくなったら、売却したくてもできない(だって、元金減っていないし、こんな状況では売りたくても、だれも高い金額では買ってくれないしで、八方ふさがりだし、で)、そんな投資家さんがいっぱいると思う。(これをBとします)


同じギャップがとれるとしても、あなたならどちらを取りますか?
という事となんです。


フツ―の感覚で、フツ―にロジカルに考えればどっちがいいかって話です。(賢明なるあなたならば答えは一つのはずです。え?Bだと?(笑))


なので、僕は今のこの状況は(あちらの御国の状況は、すいません、棚に上げておいて)歓迎、なんです。


ただですね、とはいっても、結局はこのご時世が融資状況に与えるかどうかは、「ナゾ」なんです。


なんとなくですが、ネットが普及し、いろんな人が金融に関する知識や経験値が上がってきているこの状況では、これまでの金融のセオリーがそのまま適用できない気がするんです。いろんな媒体から(真贋はともかく)様々な情報を取捨選択し、いろんな行動が起きているわけですから、ネット普及前の単純なロジックって実はあまり通用しないような。。。そんな気がしませんか?


単純に金融引き締めになるんだろうかなぁって。(期待はしているんですけどね。)


場合によっては、更に日本の不動産市場に海外からマネーが流れ込んでさらに爆騰、、なんてこともあったりして。


さて、どうなることやら。


週明けの市況を注視しておきましょうかね。


追伸:

昨日、某信金さんから僕のケータイに連絡が、「どうも、kanaloaさん。前の担当の○○の同期の▲▲です。その後どうです?そういえば、川崎の物件謄本見たのですが、売却されました?」などと。


『えぇ、売っちゃいました。儲かっちゃいました。』


「そうなんですね♪、じゃぁ、もしよかったら、品川物件の固定期間終わりそうでしたら、乗り換え(借り換え)、考えてみません?」


と。
今の融資って根抵当権なので、債務枠が変わらないので、他金融機関さんからしたら、いくら支払ってもそれだけの債務が残った状態になるらしく、あまりよろしくないなと思っているのですが、これは通常の抵当権に変えられないとのことで。。。なので借り換えに気持ちも傾きますが、、、でも、あまり気軽に借り換えしたらその金融機関との取引が今後厳しくなるので、ちょっと悩んでます。


とりあえずは、この信金さんとのパスは作っておいて、別の融資を受けたいなと思ったので、


『いいっすねー、ちょっとだけ検討してみますかね。あ、で、その先の融資もちょっと考えてみたいのですけど、今度お話しません?』


と。


てことで、近いうちに某信金さんに行ってきます。


品川物件の金利固定期間はあと2ヶ月ちょっとで終わり、ここからいろいろ戦略を練って行動してまいります。


見直し金利は、1%前半。(できれば1%切りてぇ(笑))



それじゃ、みなさん、良い週末を。

不動産テックって、やっぱしFintechドメインの一分野だったのね。

どうも。ご無沙汰しております。
最近、ちょいと仕事上の責務が上がったせいで、いろいろ深夜までお仕事しているのと、
帰ってきてから、「キングダム」っていうアニメに没頭している自分がいて、
気づくと深夜になる。というパタンを繰り返しておりました。


ブログ更新やめたわけじゃないので、お付き合いを。


1. いよいよFintechを大企業が担ぎ始めてきた

2. 本質は手数料無料とかそんなんじゃないはずですね。

3. ならば、不動産テックではどう考える?(改めて)

4. キーワードは「ディープラーニング」(AI)だと思う。


こんな体で。手短に整理してみます。


1. いよいよFintechを大企業が担ぎ始めてきた


昨年の10月頃に、徒然に流行り言葉へのアンチと、僕ならば、、、というテーマで書いた記事が、僕のブログでずば抜けてアクセスが多いのに最近になって気づきました(笑)。
なんでだろう、、、と思っていたら、不動産の世界でも有名なあの方のサイトでリンク張って頂けていたのが理由でした。
、、、かなり恐縮であります。(ホント、徒然にまとめただけだったので)


一応僕はいわゆるIT業界に勤めているわけですが(※)、最近いろんな話の場で「Fintech (フィンテック)」という言葉を聞くようになりました。
ある時は、お偉いさんとの会話の中で、ある時は業界セミナーのプレゼン資料の中で。。。


*1


もちろん、「Fintech」という、「言葉」が独り歩きしている感も否めないですが、ですが、大手メーカーのトップはやはり切れモノの集まりですから、こういった世の中のうねりは確実にとらえています。
そして、このうねりに対して、自社の「強み」を生かして大きなビジネスの場を創りだしていくということの「可能性」を見出しているからこそ、ここまでこの言葉がクローズアップされているのだと考えます。


事実、ヨーロッパでは、伝統的な金融機関が「我々は、今後はソフトウェア会社になるのだ」と宣言しているって話です。
真顔で、この金融機関の長は、実質的な競合がグーグルや、アップル、フェイスブック、ナドのインターネット企業だとして将来像を語っているのです。


日本の金融機関もこの動きには非常に「センシティブ」になっている様子です。
なんでか?



2. 本質は手数料無料とかそんなんじゃないはずですね。Fintech脅威の本質はなに?


金融のお仕事って多岐にわたります。

  • 決済
  • 送金
  • 融資
  • 投資
  • 保険
  • 不動産

もしかしたらこれに「法律」的な仕事もあるかもしれない。とにかく昨今の銀行に代表される金融機関のお仕事は多岐にわたりますよね。


で、金融機関がどういった点(Fintechの)を「脅威と考えているのか?」なんですが、、、


ここからは、僕個人の考え方も多分に含まれますので「妄想」と思って聞いてください(笑)。


例えば手数料ビジネスも重要だったりするのですが(金額的には)、
もっと金融の本質的な役割である「融資判断」や「これらを実現するマッチング業務」この辺をFintechにとって代わられるのが怖いのではないのか?
そう考えています。


だって、例えば、銀行の本質って、本来は、「預金者から集めたお金を、一定の金利を上乗せして、事業家・起業家に貸し出し、ここから預金者への金利を差し引いた残りでお金を稼ぐ」はずです。その結果、地域経済、ひいては国・世界経済をけん引するという大きな役割(ビジネスの意義)があるからだと考えています。


その「本質」を、Fintech企業にとって代わられるのですから。
そりゃ怖いですよね。


この根本部分を抜かれてしまうと、ここから派生する送金手数料・口座維持手数料・さらには金融商品の売買といった部分が立ちいかなくなる可能性だってあるはずです。大げさかもしれないけども。


僕個人はこの辺が金融機関が現在躍起になってFintech企業との連携や買収をしているのにはそういった点を危惧してのリスク回避策なんじゃないのかと考えています。

3. ならば、不動産テックではどう考える?(改めて)


で、こういったFintechの脅威を考える中で、やはり僕ら不動産投資家、不動産賃貸ビジネスオーナーが気になるのは、このFintechカテゴリに属する(らしい)不動産Techをどう考えるか?なのですが。


あ、最近では、不動産techは、ようやく「RealEstateTech(リアルエステートテック:まんまやないかい!(笑))」という英語が出てきた模様。
徐々に市民権得てきているのかしら?


ここは、前回の記事と基本的にスタンスは変わっていません。


kanaloa.hatenablog.com


最近では、「キュリオ・スマート・ロック」に代表される、「これまで人手介入で手間暇がかかっていたゾーンの効率化」があったりします。
※キュリオ・スマートロックは、内見効率化が主な目的です。(個人的には導入してみたい。が、ちと、高いかな?)


qrio.me


こういったテクノロジーで、非効率な箇所を効率化することで、業者さんの経費を削減するといったアプローチががまだまだ主体です。
もちろん、このアプローチは否定してはいけません。とても正しいアプローチですし。
プロダクト視点では、モノづくりの世界に身を置く僕からしてもうれしいことです。


ですが、まだまだ、これらは、「RealEstateTechの本質ではない」と僕は考えます。


理由は上記僕の過去記事のとおり、「不動産取引の世界は、まだまだ、”人”がべったりと介入する(せざるを得ない)仕組み・経緯があるから」です。


ここが、RealEstateTechが、「なんとなくなぁ」と言われるゆえんだと思います。


このある意味「有機的な」部分があるからこそ、投資家さんの努力次第でまだまだサヤが取れるという事でもありますしね。。。
逆に、不勉強な人は、あくどい業者から「ぼったくられる」という危険性がまだまだあるという事でもあります。


なかなか、難しい所です。。。


さて、この難しいところをそのままとしていいのか??
イヤイヤ、Fintechでは、銀行の本質業務を脅かすところまで来ているのです。ならば、不動産だって!!


ということで、もう一つ先のアプローチを僕の「超・妄想」としてちょいとだけ。



4. キーワードは「ディープラーニング」(AI)だと思う。


最近の、IT業界の流行り言葉は、「クラウド」「IoT]」「UX(ユーザエクスペリエンス)」ナドいくつかありますが、その中で、2012年から話題になりつつある、「ディープラーニング」が熱いです。


平たく言うと「AI(人工知能)」です。


有名どころでいうと、IBMの「ワトソン君」、そして、Apple社の「Siri」とかです。
すでにワトソン君はのビジネス規模は10億ドル(1000億円規模)。(あ、これは投資額です)


  • 弁護士業務支援


といった、これまで「人が介入しないと絶対にできない」といった領域にまでこのワトソン君は入り込んできている様子。
いよいよ、ロボットと人工知能の融合で、人の仕事は「簡単な仕事はより低賃金に」「普通の賃金の仕事はなくなるかも」という時代さえ見えて生きている気がします。(大げさですけどね。でも、現実として見えてきているんです。気づいたら、、、という事にならないよう。これからは個の力をより研鑽していく必要があるんでしょう。)


これでも、現状は反復型のお仕事らしいです。


そこで、「ディープラーニング」。


これは、これまでのAIのお仕事をさらに深堀(進化・深化)させるものとなりそうです。
僕もディープラーニングについては、不勉強なので今後もっと勉強したいと思います。


ざっくりつかみたい方はこっちを読んでみてください。(参考になるいい本も紹介されているので是非一読を)

d.hatena.ne.jp


細かいことはまだまだ分かりませんが、たぶん、、、ですが、


これまでより、AIができる仕事が、もっともっときめ細やかになる可能性がある。


という事なんじゃないかと。
自立学習型が進み、あの「ターミネーター」で絵空事のような事が、いよいよ現実味を帯びてきているような気がしてなりません。


さて、興奮はこのくらいにして、
これが進んで、更に、不動産ビジネスの取引データが「公開されたビッグデータ」として成り立ったとき(条件として、これら情報が、一般人も含んで本質的に公開されるということが大前提ですが)、


ディープラーニングによる、多角的・多面的な分析に基づく報告を引っ張り出せるAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)を駆使する「すごく洗練された個人」「もしくは企業」がより確実な取引を実現し、これまである意味、インサイダー的な取引で稼いでいた「伝統的不動産業者」を駆逐してしまう未来が予測できなくもないです。


「大前提」が条件として成立すれば、これこそが「本質的不動産テックビジネス」の幕開けとなるのだと考えます。


これを支える、「不動産テック 」企業は、


  • ビッグデータを保持し、それを維持管理・活用できるビッグ企業(日本では数社でしょう)
  • ビッグデータから得られる情報(APIを経由して)から、専門知識を駆使して、顧客へ投資判断ができるアプリケーションを提供できる企業
  • ビッグデータから得られる情報を駆使して、法律面のサポートができる企業(会計・税理系の会社と定義してます)
  • そしてビッグデータから得られる情報価値を理解し、これを具現化できる、企業(これは、建設業者とか、フィールドの管理会社だと定義しています)


なんだととらえています。


上記はあくまで「理想論」です。


まだまだ、地元の「おっさんがやっている不動産会社」はしたたかですよ。
彼らだって長年の経験・知識がありますからね。馬鹿にしてはいけませんよ。


ですが、歴史を紐解くと、ときに時代はそいう言った「固定観念」を破壊して、新しいパラダイムを興すことがあります。
いつまでも、同じ状況が続くと思う事もまた、馬鹿にしてはいけないことだと思います。


ふぅ。
ちょっと、書きすぎちゃいました。


最近頭に詰め込んだ学びを整理するつもりで吐き出してみました。


何かのご参考になれば幸いにございます。


おやすみなさい。


※近況報告:昨日、浅草エリアの土地を紹介受けました。これが、業者価格なんですが、、、どう料理しようかと(というか、上物どうしようかと)悩んでおります。うー。

*1:※といっても、かなーり、コアな領域で頑張ってまして、いわゆる華やかな業界に身を置いているわけではないです。汗

ちょっと面白い記事があったので共有。(リスク。の捉え方)

こんばんは。

今日は短めに。


リスクの考え方で、「なるほど。」と膝打ちした記事があったもので。
僕が購読させて頂いている、ブログからの引用です。
まずは読んでみてください。


yukihiro.hatenablog.com


リスクとは、即ち「不確実性が高い」という事らしい。
もっと平たく言うと「結果がよしとでるか、ダメと出るか?それても他の結果がでるか?わからない」
ということ。


すごくシンプルですけど、本質ですね。


僕たちが、不動産賃貸ビジネスをする場合、様々なリスクを想定して動く、、、というのが定石であり、正しい考え方だと思います。


が、その対象となる「リスク」というものをはき違えて理解すると、投資自体が足踏みしてしまう可能性が大という事です。


さらに上記サイトから、引用。

 ここから考えると、リスクは「危険で避けるべきもの」と解釈すべきではありません。

「不確実性をしっかりと認識し、それをコントロールしながら勇気を持って前に進む」と捉えるべきではないでしょうか??


全く持ってその通りだと思います。


例えば、不動産投資でいうところの「リスク」の代表例としては、「空室」だったりします。
上記サイトの理解がちゃんとできている人であれば、



「この物件、空室リスクが高いから、手を出すことをやめておこう」


という表現自体が「誤りである」事が分かると思います。


即ち、


  • この物件はなぜ空室が多そうなのか?もしくは多いのか?この理由をちゃんと分析し
  • その理由・原因をきっちり対応できる(たとえば、建物が汚いから、きれいにさえすればよい)ならば買えばよい。


というロジックが成り立つからです。


つまり、「リスク」の本質を理解している人は、「リスクのある物件」を積極的に買うことで、大きな利益を得ることができるという事。


それは、「不確実性を踏まえ、正しい対処法を見出し、他人ができない行動をとれる」ということですから、それに対する「恩恵=リターン」が得られるという事でもあります。


全開の地方物件で、リスクを理解したうえで、その対処をロジカルに持っており、かつ実践ができるのであれば、当然その恩恵として大きな収益をえることができる、ということになるんです。


例えば、今プラン中の新スキームビジネスにしても、地域としては安定地域なのですが、このビジネス自体が「うまくいくのか?いかないのか?が正直よくわからん」ものなので、当然それは利回りとして跳ね返ってくる、という事になります。


逆に、都内一等地(たとえば渋谷とか)で、普通に一般レジを購入したならば、当然、この投資に対する「不確実性」が薄れるわけですから、これに対する収益も低くなる。というのは自明の理なんでしょう。


うだうだ、書いていますが、要は、


誰もやらないことを、誰もやれないときに、ちょっと怖くても、対応するためのロジックとスキームを用意できる奴が稼げる。


という事です。


冒頭のサイトはFXの世界での内容ですが、当然、我々不動産ビジネスにかかわる人間は無視できない概念であることが分かりますかね?


以上、ご参考まで。
おやすみなさい。

久々の不動産投資セミナーへ参加。(地方投資へ思うこと)

こんばんは。


今日はお昼すぎから都内で、とある不動産投資のセミナーへ参加してきました。


先日書籍を出された個人投資家さんのセミナーです。
地方投資への考え方がしっかりされているため、自分がする・しないにかかわらず、一度地方投資への考え方も確認してみたいと思っての参加でした。


全般的にはなかなか歯切れのよい内容で、良かったと思います。
この方は、都心部での5,6%ゾーンでの投資をやってももたざるものは儲からないからやる意味が無い。というスタンスの方。


僕自身は、都心部でも7%台でも基本的にはやりません。
よほど駅から近いとか、近くに大きな商圏があって、そこからの集客が望めるとか、売却シナリオが組め、更には評価面でも5年ほど経てば、評価益が出始めるというものでないとやりたくないのです。(先日から言っているとおりです)


この軸を変えていないため、最近全然ものが買えないというジレンマに陥っているわけですが(汗)。


さて、地方投資も、最近では8%、9%と言った物件が普通に出回っているそうですね。
地方投資では、これを普通に買ってしまうと、実際の空室率の高さやや、広告費といった費用で実質的なキャッシュが残らないという問題にぶつかるため、この相場よりもさらに2%以上たかい物件を仕入れることが大事である。というのが、彼の主張と捉えました。


その上で、


  • 購入時は、周辺ヒアリングを徹底して実施し、その上で採算性の合う物件かどうか、総合的に判断する。
  • 設備費用を徹底してコストダウンし(都市ガスであれば、これをプロパンにするとかしていろんな設備を彼らから提供してもらうとか)手残りキャッシュを残していく
  • リフォームも常に費用対効果を考えてやっていく


ことをやっていき、最終的な手残りキャッシュを残していくことが重要である。
と説いてらっしゃいました。


正しいですよね。


で、何より重要なのは、

購入手段であーだこーだ考えるよりも大事なのは、あなたの投資プラン(計画)です。


と。


ふむ。
やはり、不動産投資で成功している人が語る「成功法則」というものはだいたいは上記に集約されるということですね。


彼は、別に地方投資が正しいと言っているわけではなく、あくまでこのご時世において、もっとも戦える戦術として地方投資を選んでいるというふうにりかいしました。


彼の投資戦略はリスク・リターンの絵で言うと、「オポチュニスティックな投資家」に当たるものだと考えます。
すなわち、
「高いリスクを選ぶ代わりに高いリターンを得ていく」
ということです。
で、高いリスクを、徹底した経営合理化で小さくして、相対的にリターンを高めていくという考え方なんだと思います。


結果的に、ハイリスク・ハイリターンを、経営努力で、

よりミドルリスク化し、よりハイリターンを目指す


ということなんでしょう。


地方で成功をおさめるための考え方・経営手法は非常に参考になりました。


ちなみに、彼が目指す物件の基準というのは、ひとことでいうと、ROI(CF➗物件価格)が1〜2%以上を目指しているんだそうですよ。
この基準を満たせば、必然的にリスクもさがっていくであろう。と。


ちなみに、僕の現在の投資のROIは、約1.8%です。
都心部でこれだけのリターンであれば、合格ですかね。
(最近はこんな物件ぜったいでてこないんですよねぇ。。。)


ただ、ちょっとだけ聞いていて気になったのは、


  • 地方は家賃に対する、修繕費の割合が高い(家賃が上がった(利回り向上した)としても、全体の収益に対するOPEX割合が高くならないか?仮にそうだとしたら、全体の実質のCFは低くなってしまうのではないか?)
  • 明確な出口戦略が見えなかった(例えば、RCの築30年以上のものを持っていたとして、これを得る場合、利回りで見てくる投資家にたいしてどのくらいの値段で売れるんだろう。。という疑問があったのですが、基本はバイホールドだと行っていた点。まぁ、回ればそれでいいんですが。)


でしょうか。
僕自身、ちゃんと聞けているわけじゃないので、実際はきちんとした対策があるのかもしれませんが、この辺がもう少し明確に話聞ければよかったかなと思います。(次回に期待!!)


ですが、CFの話については、「CF偏重でものを考えると、苦しみますよ。」という考え方もちゃんと示しておられたので、やはりそのへんのロジックはしっかりされているんだなと思いました。


最近の不動産投資のセミナーは、基本的には内容は大差ないとおもうので、都内で開催されているものに関しては一切出ていません。
逆にこいうちょっと普段聞けないドメインの投資家の話を聞くのは、自分の投資を見つめなおす良いきっかけになります。


じゃぁ、僕の場合のスタンスはというと、「リスク・リターンの図」でいうところの、

バリューアッドな投資家


なんです。たぶん。


これを狙っているわけじゃないのですが、2物件の運営を見る限りは、


  • エリア:都心じゃないけど、商圏としては十分安定しているエリアで投資
  • 物件:結構ボロいものを買って、いろいろ手塩にかけて改善。
  • リターン:運営状態がよくなっているので、出口でもそれなりのキャピタルが期待できる

こんな感じですものね。
川崎の物件はまさに上記のツボにハマった物件です。時代も味方してくれていますが、仕入れがよかったので。
品川物件はは、エリアは都心。物件はちょっとボロい。ので、リターンはまあまぁ。でしょうか?


あと5年もすれば、かなり面白い状況になると思いますが、まだ実績になっていませんからね。


ということで、僕的には基本的には


  • 現在のBS状況から、あえて地方のリスクは取らない。
  • 都心近郊エリアで、経営改善で収支状況を良くして、出口である程度のキャピタルも狙う。

として、最終的に50歳までに、無借金・年間CF1000万。を目指します!


げ、あと残すところ8年ちょいしかねーな。がんばらんと。


それじゃ、おやすみなさい。

年度超えたので、銀行さんへ成績報告。

ども。こんばんは。


今日は、おやすみ利用して、メインバンク(某地銀さん)に行ってきました。


この銀行さんは、僕が投資最初の頃からの付き合いで、もう9年めか。。。はや。
その間担当者も2回変わっています。
今回そろそろ担当さんが移動かな、、とおもっていましたが、先日までは「いや、どうやら移動ないみたいです」と言ってました。


例の簡易宿泊所ビジネスのスキームを話しに行こうとおもって話を整理していたのですが、
今日現地についたら、その担当さんともう一人の担当さん(女性)が一人。


聞くに、今日付けで担当さんがかわったとのことで、急遽引き継ぎも兼ねての挨拶ということになったんだそう。


今回の女性は、どうやら優秀な臭がします。
もともと県央エリアで収益物件への融資付けを担当していて、その手腕を買われて都市部へ抜擢されたそう。


ためにし、不動産賃貸の話を(感性としてそなわっているかを確認する目的で)ぶつけてみたのですが、どれにもスラスラ答えられる感じ
話にも力がありました。(この辺の感覚は日頃いろんな人と話しているからなんとなく力として備わってきたようです。こういう時に本業の苦労が報われる感じがします)


では、更に、簡易宿泊所のビジネススキームを話したところ、流石に明るくなかったようで、
逆に興味深々で聞いてくれました。


  • 今巷で少しづつ知名度が上がってきているスキーム
  • それの発展形のスキーム(僕流とまではいいませんが、先日の書籍からえたヒントを融合させたもの)


いずれも、前のめりで聞いてくれたようでした。


一応、都内の市場性高いエリアでのビジネスとして提案させてもらいました。


気になるのは融資の話。

「ぶっちゃけ話として、これっていわゆる純粋なプロパーローンになると思うのですけど、金利は厳しくなりますかね?」

『いや、それが、意外なことに、一般向けのレジものよりかは金利を下げられる可能性もあるんです。
 あとは期間になると思うのですが、20年くらいだったら、kanaloaさんのばあいであれば可能になる
 かも知れません。』


ま、もちろん、多少フカしはあると思いますが、
それでも20年で金利を抑えてやれるのであれば、通常の一般レジに比べて実入りのおおいこのスキームであれば、十分採算性はアルと想います。


さぁて、そうなると俄然やる気が出てきた。


先日業者さんから紹介いただけると聞いている業者さんにコンタクトをとってみることにします。
もう少し頭のなか整理して。


なんか、人任せだとありきたりのしかできない気がしてきたんで、せっかくモノづくりの世界にいることもありますし、
そのノウハウを生かさないのも考えてみりゃアホだなと。


こうみえて(あ、結構アホっぽいでしょ。僕)、一応まぁまぁのプロジェクトの商品企画・製品化計画・デザイン(設計)・作りこみ(実装)・検証(評価)までの全体を任せられているもんで、修行中ですが、それなりに自信はあるんす。


同時に商品・製品の「産みの苦しみ」もよーくわかっています(数年前にまるっきりゼロから新しいビジネスをおこそうとしたときの苦労といったら。(笑))


なので、結構大変だし、失敗(ビジネスとして形にならない)かも知れませんが、
人生生きてから死ぬまでと考えて、
好きなことやってみようと思います。


僕が務めている会社は、ホント、死ぬほど責任重いことを、バンバンやらせてくれる(たまに、このやろーいい加減にせい!(怒)と思うこともありますが)ので困り者ですが、好き勝手にやってもある程度許容(見守ってくれる)ところは感謝しないといけません。


あまりに型破りなことすると、怒られますけど。(んなもん、当たり前か(笑))


ま、とにかく、大変ななかに、楽しみ・ワクワク感を持って生きることができる、今の現状に感謝ですね。


そんじゃ、今後の進捗、お楽しみに。


おやすみなさい。

これからの、僕らの生き方について。少しだけ思ったことを。〜サラリーマン不動産ビジネスオーナーの日常から〜

こんばんは。


年度が変わり、僕も現場の立場からマネジメント側の立場の人間となりました。
経営者から直接辞令をうけ、名刺をもらうというささやかな儀式でしたが、それなりに身が引き締まる思いです。
※次の日から経営サイドのシビアなメールが飛び交い始めて、我が社の実情がいろいろ生々しく理解できるようになってきました。いいんだか、悪いんだか。


そんななか、今日マネジメントサイドの打ち合わせに参加してきましたが、
話を聞いていると、どうやら、日本の大企業はこれからますます儲かりづらくなる構図が見えてきています。
あくまで、個人の考えなのでこれが当たるかどうかはなんともです。


世の中は、ブラック企業を淘汰すべきと言わんばかりの勢いで、残業に対する様々な規制がかかってきているようです。
この影響を企業はまともに食らっているようですね。。。


まー、僕も残業なんぞしたくはないのですが、ですが一方で、実際にビジネスを回すためには、残業が必要である場面もあると思います。
※特に技術や研究、企画といった、なんていうのかな、「ないところから、モノ・コトを新しく想像する」分野にいる人は特にそう思います。


ですが、世の中がこういった考え方が広まっているものですから、現場の人間はますます限られた時間の中で成果を出さないといけない構図になってきています。


日本人は生産効率が低いとは昔から言われていることですが、では、やり方を欧米方式に切り替えたらうまくいくのかというと、それはまた別問題、、、というか、うまくいかないと思うのは僕だけでしょうか?


見ていると、「残業できないので帰ります。」というスタンスで仕事に望んでいるひとが散見されます。最近、特に。(若い・歳をとっている問わず)


ここも個人的な見方ですが、
彼らは、こういう仕組みを匠につかって生きているように見えます。


もちろん、


彼らが、日々の業務の中で限られた時間ないで目覚ましい成果をだしているのであれば、僕は何も文句は言うつもりはありません。
できるのであれば、ですが。


実際は違うんじゃないかな。と。


実際にビジネスで大きな成果を出している先人たちの話を聞くと、徹夜は当たり前、ほとんど家にも帰らず、ひたすら自分の業務に情熱を傾けている人たちが今日の日本の地位を確立してくれていると思っています。(業界問わずです)


まぁ、もちろん、これをそのままやれというのも変な話なんですが、、、


でも、昨今の日本の(特に大企業の)ビジネススタイルは、「過去の先人たちの積み上げてくれたパイをすこ~しずつ、切り崩しながら、だましだまし食いつぶしているような」そんな形に見えて仕方ありません。


だって、上記のように現場が情熱を持って仕事に取り組めていないから。


実際には、経営側が必死で(残業って関係ないですから)今のビジネスモデルを崩さないよう、切り盛りしているってのが実態じゃないでしょうか。
なんか、あまりに使われる側の立場が優遇されているようで見ていてなんかなぁという気持ちになってしまいます。
(あ、これは大企業に限った話かもしれません。中小企業はちょっと事情がちがうかもですけど)


経営と現場の仕事に対する乖離がひどくなっていくような。そんな気がします。


僕も昨年度までは現場サイド人間でした。
現場サイドでも、「必死に毎日お客様のために戦う人」と「会社の(使われる立場の人間が優遇された)仕組みをうまく活用し、ほどほどに仕事する人』が二極化しているように見えます。


どちらが正しい訳じゃないと思います。
選ぶのは本人ですから。


ただ、問題は、この2つの立場の人間が会社の仕組みの中で、同じように賃金面で評価されているであろうというところです。
こういった定性面はなかなか数字に反映しづらいですからね。


こういった、会社の仕組みの矛盾があることで、本来ならもっともっと稼げるはずの日本の企業が衰退していくのではないかと、最近考えるようになっています。


大きな流れです。きっとこういった流れは今後も変わらないでしょう。


僕も、例外ではなくこういった流れの中に身をおく、サラリーマンの一人です。間違いなく。
きっと今後はもっと立場上いろいろ厳しい局面を経験していることになると思います。(胃が痛い日々が続くんでしょう。)


この生き方しかないと、非常に辛いものですね。


ですが、僕にはもう一つの人生。そうです。不動産ビジネスオーナーとしての僕の人生があります。


もともとは、「将来の不安」から始めた不動産投資です。
いよいよ、社会の仕組みがきつくなってきて、世の中の方々も「なんか変じゃないのかなぁ」という風潮にありながらもその流れに抗えない現実と戦っています。ですが、僕やあなたにはそうではない、別の人生の選択肢が残されています。



すなわち、「一人の不動産賃貸ビジネスの経営者」として生きていくという「人生もう一つの選択肢」が。


これはとても幸せなことです。
しばらくは二足のわらじを履いて、体力的・精神的にも辛い日々が続くこともありましょう。


ですが、両方の現場で経験できる「知見」はそれぞれのフィールドに活かすことも可能です。
事実、僕は、本業のサラリーマンに、不動産投資の勉強の一環で得た知見を、不動産賃貸ビジネスの経験から得られる知見をそれぞれ活かしてきたことで、それぞれのフィールドで固く(ペースはスローですが)確実に実績を積み上げられていると自負しています。


『お前、なんか、入社時のチャランポランな性格なくなったなぁ(仕事はもう少し詰めが甘いけどw)』


と、入社時から先日までマネジメントの研修でお世話になった上司からも言われるようになっていますし。(笑)


現本業は確かに体力的にも・精神的にもきついので、これから20数年にわたって現場に携わるつもりはありません。
なので、あえて茨の道である、マネジメントサイドに行く決断をしました。(ここ3年ほど上からはさっさと上がらんか!と愚痴られていましたが、上に行くには自分なりの納得感を持って行きたかったのでここまで引っ張っちゃいました。上司にはそういう意味で迷惑かけちゃったなと。)


この判断には、現場サイドからしか見えない「景色」を変えてみようと思った。という背景があります。


同じ会社でも「現場」と「経営」から見える「景色」は異なります。明らかに。
不動産賃貸ビジネスの世界から見える「景色」もまた然り。


僕はこれからしばらくこの3つの世界で戦う(なんて、だいそれたことではないですけどw)わけですが、
最終的には不動産賃貸ビジネスの世界で戦う選択をすると思います。


そのために必要な、サラリーマンの「現場力の強化」であり、「経営力の強化」と思っています。


じゃないと、モチベーション続かないっす。(汗)


今週、メインバンクの担当さんに昨年の品川物件の成績説明と、今後の話を軽くしてきます。
ついでに、マネジメントサイドに入ったとの通知も。


折角、茨の道を進むのです。


その先にある花園に必ずいかねば意味がありません。
この立場は不動産賃貸ビジネスにしばらくは大いに役立ってもらうことにします。


また、最近はビジネス的な付き合いの場にもちょこちょこ呼ばれたり、行ったりするようになっています。
いろんな社会、すなわち「景色」が見られるようになってきて、これはこれで楽しい物です。


同じ社会の仕組みを使って生きていくなら、その結果得られるより大きな成果を求めて生きていきたいものです。


え?大きな成果って何かって?


それは、「あなたの幸せ」と「僕の幸せです」。


なんか、怪しい文章になってきました。
さ、今週も頑張っていきましょうか。


おやすみなさい。

地方投資に対する考え方。そして、地方がどうやって頑張っていけばいいのだろう?という視点で徒然に。僕なりの視点で。

最近、地方投資に関する書籍を購入し、読み始めています。


僕は、不動産投資開始当初は、地方投資を対象外として扱ってきました。


現在はそうではなく、そういうこだわりは捨てている。です。
結果的に都内の物件を持っているだけで、別に地方投資が悪いとは思わなくなっています。


地方だろうが都市部だろうがフラットな目線で見て、「純粋に利益が上がるかどうか?」で判断するようになっています。


不動産投資の「一般論」としては、地方投資というのは危ないと捉えられているようです。
地方=疲弊した街という固定観念がそうさせているのでしょう。


実態としてそのような地域もありますが、じゃぁ、すべての都市がそうかというとそうでもないんじゃないかなと。
また、都市部と地方都市部では、求められる賃貸の条件も変わってくると思います


都心部では、1ルームマンションでも十分収益が上がる物があるでしょうし(もちろん、新築ワンルームなんて、ちょっと考えればもうからないというロジックになっていることくらいは、、、ここの読者にはいないと思いますけど、一応)、駐車場がなくても十分周ります。(というか駐車場あるとまずそろばんが合わなくなると思う。重要なのはバランスですけど)


逆に地方だと駐車場は必須だったり、商圏をどこに置くのか?も違ってくるはず。
(僕も田舎出身ですが、僕の地元で駅前5分に物件出ても絶対に買わない。だって、駅中心の社会じゃないから)


この辺の「地方における不動産賃貸ビジネスに関する肌感覚」を備えていない人が、あーだこーだと地方都市へのいちゃもんをつけているのじゃないかなと思っています。(かくいう私もかつてはそうでした。)


ですが、見聞を広めていく中
ちゃんと地方で成功を収めている方がすくなからずいらっしゃることを知ったので、
そのころから、考えを改めるようになっています。


例えば、先日まで投資先に考えていた(今は、諸般の事情で戦略練り直し中)京都だって、視点を変えればドル箱になったりするのです。


地方の利点は、東京都心部に対して、圧倒的に安いという点。(いわゆる仕入れ値が安いってやつです)
ですから。


もちろん、安いってことは、実入りも少なくなるんですけど。
それは、その物件を普通に買って、普通に運営するからこそであって、視点を変えた経営を考えれば収益性は上がるし、
利回りが高いってことは伸びしろもあるという事ですから、ここは経営センスがある方が回せばかなり儲かるのかもしれませんね。


民泊が流行って数年たとうとしていますが、
都内でもはや少ないパイを争っているのであれば、
地方に目をやって、光るエリアで利益を総取りという事もありうるという事です。


国際空港からアクセスがあまり悪くなく(良すぎると日帰りしちゃうからその辺のバランス感覚は大事です)、数日かけて観光してみたい地方エリアが仮にあるとすれば、そこに民泊(胸を張ってやれる)をうまく展開したら大きく利益をとれるかもしれない。


仮に思ったより回らなかったら通常のレジにして破たんを回避するというヘッジも可能かもしれません。(ただし、儲からないけど、たぶん)


要はどこに目をつけて、「他と違うか?」を見出すことができればいいのではということ。


例えば、広島県は、尾道
外国人の方々は、地方の意外なところにその「価値」を見出しているようですよ。



Onomichi: Japan's City of Nostalgia 尾道 | A Travel Movie


上記を見て頂いてもわかるように、
日本人の我々からは「え?ちょっとひなびた感じがしない?」という場所を、
「趣」「歴史」を感じてしまうという事があるようです。


彼ら(特にヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアの方々にその傾向が強い様に感じられますが)は、日本の「日本たる姿」に「文化」を感じてそれを「体験」したいと考えているんじゃないでしょうか?


ここから分かるのは、


  • 地方には、地方なりの価値の提供のしかたがあるということ
  • 都市化することがいかに愚行であるかということ(そんなもん、札幌・東京・大阪・名古屋・福岡あたりに任せておけばいいんです。)
  • 都市部には絶対できない「コト」「モノ」「ヒト」の提供のやり方があるということ。
  • 「昔ながら」の風情が、外国人にとって「文化的価値がある」ということ


です。


以下は、一つの成功事例になりうると思うのですが、、どうでしょうか?
場所は、同じく広島尾道しまなみ海道



Cycling Shimanami Japan, Hiroshima prefecture. D course 62 km


もともと、ヨーロッパ系の方々は自転車スポーツをこよなく愛していると聞きます。
しまなみ海道は本州と四国を結ぶ複数の橋を自転車で周ることができます。


しかも、レンタルサイクルをこの地域一帯でインフラを整えていたりします。
僕はまだ行ったことがないのですが、youtubeで動画を見る限りこんなに素敵なシチュエーションは世界中探してもそうそうないのではないかと思います。


そして、周辺には、尾道道後温泉、なにより、瀬戸内海の素晴らしい自然・温暖な気候・食事。。。


観光として成り立つための「文化」「自然」「食事」「気候」のすべての要素を兼ね備えているのです。



Shimanami Kaido Cycling in Japan


ここに登場する外国人は、別に高級ホテルにも興味ないでしょう。
高級料亭にも興味ないでしょう。


事実上記動画では、広島風お好み焼きを「おいし〜い。」とご満悦の様子。


そうです。
かれらをむかえいれるために必要なインフラはすべてあるのです。


あとはこれを迎え入れるためのソフト面の整備(情報をどうやって的確に提供できるか?とか、現地でどうやって自分たちの地域に足を運んでもらえるかなどのガイド的なインフラなど)ができれば、これからももっともっとこの地域には上記の外国人が訪れるんでしょう。


そして、大きいのは彼らは、自分の経験にたして財布のひもを緩めるということです。(即ち、地方にお金が確実に落ちるのです)


都心部の中国系の人たちによる、業者が裏で癒着しまくっている「むりやり爆買いさせる」あの構図では、周辺にお金は越智やしません。


何故なら、決まったコースにしか人が流れないから。


これらとの大きな違いは、上記ソフト面のインフラが整えば、自然と人が流れてくるという事です。(即ち、努力すれば確実に報われるという事です)


youtubeで外国人が見ている「日本」というものにもう少し目を凝らして、「どういったコトに興味を持っているのか?」を深堀してそれを実現させるための「ソフト面のホンのひと押し」を考えてあげれば面白くなると思いますよ。


日本の観光産業の本質はここにあると僕は考えています。


日本政府、、、というか、日本の各地方自治体や、関係する中小企業の方々がこういった点をフォーカスして努力を続ければ、間違いなく道は開けると思います。


日本の国際観光立国化は本当にこれからです。


そして、そのキーを握っているのは、東京・大阪・京都だけじゃない。


そう、その他 地方なのです。


※僕の出身地も考え方ひとつで大化けする気もしますが、、、問題が一つ。「国際空港が遠すぎる」ってところかしら。。。


では、お休みなさい。

※あー、GWしまなみ海道でもいってみっかな。。。「仕事休めればw」