こんばんは。なんか、すでに夏の様相。あちー。
最近暇さえあればyoutubeを見てダメ人間一歩手前の僕ですが、先日ふとしたことをきっかけにすごいテクノロジーがあるもんだ(正確に言うと、すでに知っていたテクノロジーが不動産に活用されているんだ!!)と感じた次第です。
まずはこれを見てください。
5 Amazing 3D PRINTED HOUSE Projects
すでにご存じでしたらスイマセン(この話自体は、2年ほどまえから話題にはなっていたようですが、実用化がここまで進んでいたのかとおもって驚愕したのです)。
3Dプリンタ、おそるべし。
坪8万円強であると聞いたらちびります。(笑)ただ、以下のサイトで分かりやすくまとまってますが、実はRCじゃないみたい。
あと、日本の建築基準法を満たさないので、日本でそのままの適用は「無理」ってことらしいです。
とはいえ、上記はロシア、そのほか中国・アメリカでも現実としてこの3Dプリンタの家ってのが普及している事実もあるので我々もこのテクノロジーには注目しておいた方がよさそうです。
#こういったイノベーションんで古き良き市場は一夜にして崩れ去るってのが過去の歴史が証明してますものね。不動産業界もあるいみそんな「深い森に守られたラストフロンティア」かもしれませんから。
んまー。僕も今研究中のコンテナハウス賃貸も一つの新しいテクノロジー(といったら大げさかなー)ですから、これもコスト面をクリアすれば賃貸として実用化できるはずです(既にやってるところありますけどね)。
今日のヤフーニュースでこんなんありました。
いよいよ来たか。という感じ。これで、東京エリア・京都エリア等の「簡易宿所ビジネス」にそれなりのインパクトが出てくるのは間違いないでしょう。(しかも、ダメだったら、そのまま賃貸に切り替え可能ってのが、そつねーなーって感じです)
大企業が「マジで」そのビジネスドメインに「その資金力を振りかざして、オラオラで」やられたら、零細企業はひとたまりもありません。
無論、「何の工夫・改善もしていないところ」という条件がありますけど。
「簡易宿所ビジネス(民泊)」がレッドオーシャン化して久しいですが(最近じゃ、売り上げの50%を管理フィーとして分捕られるらしく、後発組はほとんど儲からんらいしです。ま、何となく想像ついてましたが、そこまでとは。)、このドメインで生き抜くには相当な「覚悟」と「常に改善」の意識で取り組み必要があります。
上記は、「人が住まう世界」にフォーカスを当てて「テクノロジー」や「勢力図の変化」に観点を絞って書いたつもり。
さて、我々が巣くう、「賃貸ビジネスドメイン」はどうでしょうか?
3Dプリンタは、「おー、開発コスト安くてええやんけー」とおもいますが、てことは、「おー、安く家立つんなら、家買えばいいやんけー」という普通な発想になるはずなんで、賃貸ビジネスは「何も考えなければ」かなりやばい状況になりそうですねぇ。これは一つの「不動産テック」の形かもしれませんよ。
(別にアプリがどーこーが不動産テックじゃないと思いますよ。要は、新しい発想や、既存の不動産業界の枠組みをぶち壊してしまうこと、即ち結果としてイノベーションを起こしてしまった人の活動、こそが不動産テックなんじゃないかなと思うわけでです。)
建築基準法に合わないなら、それに合う3Dプリンタを作っちまえばよいわけで。もしくは法律を合わせてしまえばよいわけで。
んま、残念ながら後者は、今の政治・行政のお堅い発想じゃできそうにもないっすね。。残念!!
(と、言いつつも、この正解でもイノベーションを起こしてくれる人がいることを願ってます。頑張って!)
簡易宿所ビジネスは僕自身、京都で実際にやろうという一歩手前で、融資の壁に阻まれまして結局やらずじまいでしたが、当時は(仮に融資さえ通れば)利回り20%当たり前の驚愕のビジネスモデルでした。(無論、管理フィーを払っても、数字が合いすぎる素晴らしいモデルだった)当時は。
ですが、あれから猫も杓子もこの世界に殴り込みかけてきて、いわゆるスタートアップ系の資本がこの業界に入り込んできたあたりから、かなり競争が激しくなっていきました。結果、今の状況ってわけです。
実際簡易宿所ビジネスで儲かっている人ってどのくらいなんでしょうね。もはやわからんです。
賃貸ビジネスも今のやり方をそのまま継続していたら、ある日突然新しいイノベーターにビジネスそのものを「なかったこと」にされちゃうリスクがあります。(具体的にそれがどういうものかはわかりませんが)
では、旧態依然の我々零細系不動産賃貸ビジネスオーナーはどうするのか?ですが。
僕の場合は、「あえて旧態依然を貫き、小さい町の小さくても、とってもおいしいイタリアンを出すお店」的な経営をしていこうと思います。こういう店はなんで残るのか?それを考えたとき、
- 基本となる核の味つけの技術・ノウハウを持っている
- 常に常連のお客さんの顔を意識して、彼ら・彼女らに合う料理を作り出し続けている。
- 守るべきもの、捨てるべきもの(無駄)を仕訳できている。
- 新しいモノ(考え方、テクニック)は常にアップデートしている。そしてすぐ適用して試してみる。というサイクルを持っている。
- その結果、その町に「愛されるお店となっている」
これが共通要素かなと。こういった部分は、大企業やつい先日「イタ飯屋始めましたぁ」という輩には 真似できないところです。巨大資本はあくまで「資金力」であり、一時的な話題は作り出せるにせよ、結局は「本質的な強さ」を持てない限り零細系の愛されるお店は絶対に駆逐されないのです。
僕はそういったお店(経営)をしていきたいのです。
であるからこそ、あえて、古い物件を買ってみて、(今、すんげー苦労してますが、嫁さんが)、そこから得られる知識・経験・ノウハウを積み上げて、それをもって、次なる「自作のメニュー(設計案)を考えて」「料理(新築物件)」を作ってみたいのです。
それは、経験に裏打ちされた商品であり、無論、万人受けはしないかもしれませんが、例えば6戸のアパートだった場合、その地域の6人に必ず選ばれる商品となることを信じています。
※だから、毎週のように業者巡りをしたり、庭のガーデニングしてみたり、自作の換気扇カバー作ってみたりしているわけです。はひ。
結局のところ、不動産賃貸業界は、これまで以上に、より、「プロ意識」が求められるわけで、そしてそういった意識の高い方々の戦場となることが見えています。
これまではサラリーマン大家が主流でしたが、今後はそうでなく、生粋のイノベーター系の人間もわんさか入ってくると思います。(彼らの発想はぶっ飛んでますから、ホント、要注意です)
間違っても、『いえーい、俺っち、この(クソ物件、と思っていないクソアパート)アパート融資おりたから、買っちゃうぜーぃ。』だけはやめましょう。
確実に、死亡フラグオンです。(笑)
これから、(すでに始まって久しいですが)賃貸戦国時代が幕あけします。
この時代を何とか生き抜いていきましょう。ぼかぁ、徳川家康にはなれませんが、したたかに生きる、地方の豪族レベルで、地域にしつこく生きていきますよ。(笑)
では、今日はこんな感じで。