今回は、
「不動産投資を不動産賃貸ビジネスに昇華させる。ということ。」
について、少しだけ。
前回も書きましたが、現在私は、最初の物件の出口をとって、次の投資物件を探している状況です。
フェーズとしては、「拡大期」と定義しています。
これまでの勉強と経験から、不動産投資は
- 立ち上げ期
- 拡大期
- 縮小期
の3つの段階あって、拡大期と縮小期をくるくる回すこと(即ち、リスクテイクを積極的に実施する時期と、物件売却や、金融機関との金利交渉や繰上げ返済、経費削減等をおこなって経営基盤を安定化させる時期を繰り返すこと)で、効率よく・かつ、安定的に不動産投資を実行していくことが重要と考えています。
実際に、世の中で不動産投資を成功させている(純粋に不動産投資のみの収益で成功している人であって、コンサルやアフィリエイト等他の収益構造からの収益で成功している人は対象としていません。)諸先輩方のスタイルをつぶさに研究していると、大体このような仕組みを回しているということからもそんなに間違ったサイクルではないと考えています。
上記サイクルを回して、まずは安定した経営基盤を整えていきます。
(金融機関・物件を紹介してくださる不動産業者との信頼づくりも必要ですしね。)
そのうえで、私は不動産投資を「不動産賃貸ビジネス」として、より、「事業性の高い」ものとして不動産賃貸に取り組んでいきたいと考えています。
さて、、、
不動産投資の世界は、だいたい2003年あたりからいわゆるサラリーマン大家さんが台頭してきて、日々、賃貸運営のノウハウや、物件取得のノウハウ、ひいては肝心な融資に関するノウハウといったものがどんどん、様々な媒体を通じて提供されています。
そして、不動産投資のプレーヤーもサラリーマンだけでなく、いきなり個人事業として取り組み、あっという間に所有物件がすごいことになっているツワモノもいらっしゃいます。
一方で、不動産賃貸市場は、冷静に定量的観点で見た場合、明らかに、縮小の方向に向かっています。(あくまでマクロ視点です。場所によってはそうでないということがあるということ、ミクロの視点ではまだまだおもしろいところがあるということも知っておいてください)
また、日本経済も(これは私自身が、企業人を18年近く(真剣に)携わってきたことで肌身をもって感じることですが)爆発的に伸びるということはありえないでしょう。
アベノミクスという言葉がもてはやされているようですが、おそらくは、オリンピック前後まではそれなりの勢いでなんとかなるかもしれませんが、現状の日本の出生率を考えた場合国力は間違いなく下降線をたどるわけですから、どう見積もっても明るくはないと考えるわけです。
何が言いたいのか?
それは、今後の不動産投資・不動産賃貸ビジネスは決して「甘くはない」ということです。
ただ、同時に「不動産投資・不動産賃貸ビジネスはダメ(お先真っ暗である)」とも毛頭思っていません。
市場を見誤らず、ゴールを見据え地図をしっかり読み、メーターを見ながらアクセル・ブレーキを適度なバランスで使い分け、時に大きくハンドルを切って迂回し、時に鼻歌を歌いながら軽やかに、、、目的地へたどり着くための術を備えている。
そんな大家さんは今後も安泰だと思っています。。。
ですが、、、
それも、ここ数年までの話しであって、さらに今後はもうひとつの要素を備え、強くしていける大家さんが生き残っていくことになる。そう考えます。
この「もう一つの要素」を考え、が今回のタイトルである、
「不動産投資を不動産賃貸ビジネスに昇華させる。ということ。」
にもつながることなのですが、、、
ちょっと長くなっちゃいましたね。
次回に続けます。