こんばんは。
新築プロジェクトネタです。
まだあきらめておりませんが、まだ、活路を見いだせていない状況。(´;ω;`)
たった一つの課題。それが融資!!!
建築費と再調達価格(積算)との乖離がどうしても小さくできず、悶絶を続けております。
一方、プロジェクトについては、設計士の先生を通じて、なんか、どんどん輪が広がりつつあり、ありがたいお話なんですが、ものすごくプレシャーを感じておる次第です。
僕が目をつけている湘南のなかのとあるエリア(具現化したら公表します)というのは、湘南エリアでも特有の文化・歴史をもつところであり、このエリアに住むことをステイタスとする人が一定数いらっしゃいます。
もともと僕と嫁さんが想定していた想定顧客にプラスして、今は、このエリアで小さく商い(俗に小商いというようで)をやりたいという層に対して新築プロジェクトを進めてみてはどうか?という話が出てきています。
具体的な顧客層として考えもしなかったのですが、やはり地元の方といろいろお話すると見えてくるものですね。
いろんな小商いの形があるそうです。小さなアクセサリーのワークショップをやりたいとか、プチヨガ教室とか、パン屋さんとか(んまぁ、これはちょっと無理かもですが)、、、ほかにもいろいろ。
このエリアで最初は小さく始めて、うまくいったら改めてお店を構えてこの地に住まう、、という一定の層がいるらしいです。こういったところもターゲットにすると多少の賃料アップは目指せるということです。面白いですね。
この土地は、とある有名な通りの脇道に入ったところで、駅からと海岸からの距離が程よい(このエリアに限っては、駅に近すぎることが逆に不利に働くこともあるのです。海に近いほどステータスが高くなるという本当に特殊な市場形成となっています)ため、こういった小商いに向いているのかもしれません。
いやしかし、形にしたい。。。
設計士の先生とこういった話をしていたら、先生も「これは面白いのでなんとか形にしてあげたいです。」と前のめり気味。
で、先週末は、その先生と二代目地主(良い土地をお持ちで、勉強する大家はある意味最強)の方で実現したとあるプロジェクトを見に行かないかということでお言葉に甘えました。
ツイッターにも軽く触れましたが、このプロジェクトは、
京急線の風光明媚な江戸時代の避暑地にほど近い駅からほど近いエリアに広がる住宅街に現れた、「小商いの街」を再現するものです。
私もこのプロジェクトについてもっとしてもらいたいので共有します。
当日は、上記URLにある、フードコーディネーターの方(二代目大家さんですが、ものすごく現状の不動産賃貸経営の問題認識と課題定義が非常に明確で共感できることろ多々あります)と設計士、嫁さんと敷地内にあるキッチン付きオープンスペースで、彼のこのプロジェクトに対する思いを伺いました。
※彼の考えは上記URLの情報から読み取り、感じ取っていただけると嬉しいです。
最も心に響いた言葉が以下。世襲じゃない我々、独立系賃貸経営者である我々はこれを聞いてどう感じるでしょうか。
よく、引き継いだ土地を売り払って、市場性のある土地に物件を作ればという話があるが、それは一つの考え方です。僕は引き継ぐ予定のこの土地の歴史・文化を知っています。だからこそその価値をもう一度認識して、この土地を引き継ぐものとしての責任としてこのエリアの再活性化をこのプロジェクトを通じて実現したいのです。
ご本人のこの言葉に対する強い思い、ぶれない・底知れない理念を感じ、僕はしばらく目をつぶって考え込んでしまいました。
この物件は長屋タイプのおうちで、特徴的なのは、間口が中庭に面しており、入り口部分は小商いができるような設計がされており、かつ、隣との垣根がないところです。
これにより、「緩やかな共同体の形成」を目指しているところが、他の賃貸物件とは一線を画す点です。
実際この物件には、建築家の方、外国人の語学教師、そしてYOUTUBERといったかたが入居しており、その方々と時にはBBQをやったりと、目指す「緩やかな共同体の形成」が少しずつ現実化している様子がうかがえました。
これは僕の主観なんですが、この様子を見ていて、
「あー、現代版の商人街なんだー」
と思いました。
こういった形で、素晴らしいプロジェクトを実現されたこの方も、最初の生みの苦しみはあったそうです。先代との価値観の違いからくる衝突(このプロジェクトに対し最初は先代はこんなの成功しないと反対されまくったそうです)や、このプロジェクトを実現化するための融資の問題等、いくつもの課題を乗り越えて今日を迎えたとか。
細かいことは言えませんが、融資はほんと大変だったそうです。
これを聞いて、「ウーム、持たざる俺だが、果たして考えている企画を具現化できるんだろうか、、、」とネガティブになっておりました。
で、僕の企画も彼に話してみました。僕が認識している現在の賃貸市場の問題と課題、そしてこれに対する施策など、思いのたけをぶちまけました。
「甘いよそれー」
と突っ込まれるかと思いましたが、意外にもこの方にも共感頂き、「是非具体化する際には力にならせてください。このエリアであれば、広くつながりがあるので何かしら協力できることがあるかも。」と言って頂けました。
ありがたい話です。
何とか、何とか前に進めねば。。。
設計士の先生、上記二代目大家さんにも共感頂いて、、、あとは具現化するところなんですが、、、とにかく最大の壁。
『融資』
これを突破せねばなりません。
これは単に「融資がでるからやる」という短絡的な発想ではなく、「このエリアでこそやる意義のあるプロジェクト」だからこう考えているのです。(理由はこれまで書いたとおり)
現在、信金さんからご紹介頂いた税理士の先生と、今持てる資産のすべてを整理して、うまくファイナンスアレンジできないか、持てるおつむ全て使って戦略を構築中です。
また、設計士の先生には、一定の報酬を出し、ラフプランではなく、ある程度ガチの提案をしてもらうようにしています。(模型プランも。)#えー、僕の小遣い数か月分吹っ飛びました。(´;ω;`)
時間は当然かかりますし、その間に土地を他の方に持っていかれるかもしれない。
でも、融資がつくかつかないかわかんないから何も行動しないんじゃこの先何も前に進まないはず。下手なキラキラセミナーとかにでて、ウン十万の塾費用払うくらいなら、自分で納得いくまでやってみたい方向に先行投資しようと考えました。
とにかくやってみる。結果は甘んじて受け入れる。それは必ず明日の自分の血肉になる。これがいずれ他との明確な違いを創り上げられるはず。
そう信じて、嫁さんにも話し、意気投合!!しばらく遊び抜きでこれに没頭しよう!!!ってことに。
嫁ちゃん:「父ちゃんの小遣いxか月無しね!!頑張って!!」
#コラ。(- -#)。まー、ある意味趣味みたいなもんだし。頑張ろ。
その旨、設計士の先生に伝えまずはやってみましょう!と依頼しました。
設計士の先生は
「やってみましょう。あ、そうだ、今度知り合いの設計士がプランした東京のxxxっていうプロジェクト見に行くんですけど、ご一緒しません?」
って話に。
「行くに決まっております!え?場所はxx?おー、、、行きます!!」
てことで、今はとにかくインプットを増やすフェーズとして前に突き進むだけであります!!
こんな感じで、僕と嫁さんの理想のプロジェクトの輪は広がりつつあります。
現実の部分はちょっとついてきていないけど、まぁ、どんなでかい企業の社長さんも最初はそうだったはずです。そこから不屈の信念で成功してきたはず。
情熱の現実のあいだ。
そのハザマで揺れながら、現実の仲間を増やしながら、少しでも前に進んでいきたいと思います。きっとその先に良い景色があることを固く信じて。
ではまた、進展あれば共有しますねー。