こんばんは。
最近はじまった「7つの会議」が非常に気になっている僕です。
半沢直樹にドハマりした人間ですので、今度映画見に行こうかなと。
さて、先日書店で気になる題名の本を見かけました。(立ち読みでサラリと見たくらいですが)
内容は、まぁ、僕ら大家視点からしたら「余計なこと書くんじゃねー!」という内容です。
- 作者: 日向咲嗣
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2018/11/22
- メディア: 単行本
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ただ、店子さんの立ち位置にたてば、この本は価値がありますね。(だって、家賃下がるんですもの。そりゃいいわなと)
今後はこういうノウハウを得た店子さんたちが「無慈悲な値下げ交渉」を仕掛けてくることは十分に想定されます。
正直、ちょっとイラッとする内容とも取れますが、、、コレが現実です。
あらがったところでしょうがないですし、コレまでの地主系大家のやり方に苦言を呈しているというふうにとらえれば、「フェアにやろうぜ大家さん」という、店子さんからの当然の声と捉えるべきなのかもしれません。
こういう動きが出てくるなど、これからの不動産賃貸の世界は、未だ、クローズドな世界でありつつも、少しずつ、少しずつオープンになっていくと想定されます。
なんの武装もしていない、「なんとなく、大家はじめちゃいました、テヘペロ」的な大家さんは、あっという間にこういった「新しい店子さん」たちに叩かれていくであろうことが容易に想像できます。
ですから、店子さん以上に我々不動産賃貸業に身を置く者は学ばなければなりません。
- マーケティング(店子さんが本当に必要としてる居住空間とはなにか?)
- 法律(店子さん・大家さんがともに気持ちよく前に進むために互いの権利・主張をフェアにぶつけられるために)
居住空間を提供すべき我々は、とかく、利回り(自分がどんだけ効率よく儲けることができるか?)にフォーカスしがちですが、今後は、勿論利回りはある程度追求しつつも、住んでくれるであろう店子さんのニーズを少しだけ先読みして、できるだけタイムリーに価値を提供して受け入れてもらえる、居住空間作りによりいっそう励まなければなりません。
自由競争の原理からしたら当たり前の話ですけどね。
適切なエリアに適切な居住区間を「価値」として提供できたとき、たとえ店子さんが「安くしてよ」と言われた場合でも、その明確な理由がない限り我々は安易に値下げに応じる必要はないはずです。
(だって、物の価値って、その希少性と・必要性の掛け算で決まるから)
そして、我々も契約時に、互いに不利な条件とならなよう、お互いに納得する形の「契約書」を改めて作成し、これをエビデンスとしてきっちり管理すること。コレも大事ですね。
上記著者は、(流し読み程度でしたが)、不当な値下げはすべきではない。正当な値引きならば、(そのプロセスででてくる手段は若干閉口してしまうところは、少し目をつぶってあげるとして)、堂々とやるべきとも言っています。
ならば、我々も、正当な値上げもあって良いと考えます。
(だって、物の価値って、その希少性と・必要性の掛け算で決まるから)
、、、と、言い出すと、大人げないので、
やはり、最後は、人と人。
良い意味でのフェアな関係で気持ちよく「居住空間を提供して」x「居住空間をに住んで」=>街の価値を向上していける、
そんな関係を作っていけると良いですね。
僕は、小さいながらも、例えば、、ですが、
小洒落た街の片隅で、美味しい豆からローストした薫り高いコーヒーを出す、小洒落たカフェを経営し、そして、その店に訪れるお客さんもそのお店のコーヒーの価値と空間の価値を理解して、互いにインスパイアされる関係を醸成できているお店ってあるじゃないですか?
そんな関係を店子さんと作っていければな。
そういうふうに、(意外とガチで)考えておる次第です。
人生のかなりの割合を占める時間を家で過ごします。
せめてその時間は、できるだけ「くつろぎ」であり「癒やし」であり「ほのぼのできる」ものにお互いにしたいし、してあげたいものだと考えたいですね。
そんな感じで。
たまには、我々大家さんも、店子さんの視点に立って、「賃貸物件づくり」を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
高感度を上げたつもりの記事を書いたということで(笑)、、、
寝ます!!!